新潟食料農業大学 Niigata Agro-Food University

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学長コラム

【番外編⑦】食、農、地域のあれこれ

2018.12.28

今回は「七草がゆ」を取り上げ、あわせて樹木の落ち葉についての優しい言葉を紹介する。

10 七草がゆ

17日は「七草がゆ」、正月料理や連日の飲酒で疲れた胃袋を休ませるため
消化のよい七草がゆを食べる習慣が生れたともいわれている。
もっとも、最近では、<草摘み>などをする必要はなく、スーパーなどでもよく売られている
「七草がゆ・材料7種セット」などをおかゆに混ぜて加熱するだけでよい便利さだ。

ずいぶんと昔のことになるが、母親が七草を刻むときに
<七草なずな、唐土の鳥が日本の土地にわたらぬ先に>といいながら、
まな板をトントン調子よく叩いていた記憶がある。
これを、佐渡育ちの家内の母親に話したところ、「東京でもそうなの?」といわれたことを思い出す。
全国的な行事だったのだ。

古くは、6世紀頃の中国(梁)で、人の爪を食らうという鬼鳥(鬼車鳥)を防ぐため
正月7日に門戸、床を叩く習慣で、正しくは、7×7の49回たたくのだそうである。
なお、一般的にいわれる歌詞に「唐土の鳥と<日本の鳥と>」があるが
これは、<土地>が<鳥>にトリ違えられたのであろう。

(続・風に吹かれて 20142月号)

 

11 常盤木(ときわぎ)落ち葉

常緑樹のシイ、カシ、クスなどは、新緑の季節に新しい葉が盛んに育ち
古い葉が次々に枯れ落ちる。若い世代に立場を譲っているようであらる。
これと関連して、「ユズリハ(譲り葉)」(樹木の名前)(淡路の山脈の名称)ともいう。

(風に吹かれて 20133月号)