木下 勝一
Katsuichi Kinoshita
教授
学位 | 経営学修士 大阪市立大学 1968年取得 |
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担当科目 | 簿記・会計学、基礎ゼミⅡ、簿記・会計学演習、食産業ビジネス演習Ⅱ、卒業研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
専門分野 | 会計学 |
研究テーマ |
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高校生へのメッセージ
長年にわたって、会計と社会の関わり方について探求してきました。この探求のプロセスは、会計の技術と会計の知識の応用が社会にどのように役立てられてきたかの取り組みに対する「好奇心」の連続作業でした。本学では、簿記会計の基本的な仕組みについて教えます。この学習を通じて、簿記会計というものが、みなさんが専攻する食産業のビジネスにとって重要な道具であることを知ってもらいたいと思います。そして、簿記会計の基礎を学んだ後、簿記会計の演習において、実際の地域企業の事例を通じて、応用していくことを学んでもらいます。みなさんにとっては、簿記会計は、馴染みがないと思いますが、「ビジネスのための言語」と呼ばれているもので、ビジネスの実践に必要不可欠な知識体系をもっています。ビジネスへのみなさん方の「好奇心」を深めるために、簿記会計の基本を初心者に理解できるようできるだけ分かり易い講義に努めたいと思います。みなさん方の「好奇心」をさらに深める「卒業研究」で、個別具体的な学習成果を上げる指導を行いたいと思います。学生諸君みずからの「好奇心」こそが、すべての道の扉を開けてくれます。
企業へのメッセージ
食産業と農業が一体化して第6次産業として新たな地平が「新潟の国家戦略特区」指定のなかで開かれようとしています。このなかで、新潟県内における中小企業の活性化をいかにはかるかが現代的な課題となっています。これまで、わたくしが蓄積してきた会計分野の知見を新潟地域の中小企業の経営の活性化に応用するかたちで、地域貢献を果たしたいと考えています。中小企業のマネジメント戦略の実践的理論の精緻化と応用化を構築するために不可欠なのが、「会計情報の応用によるマネジメント」という思考であると考えています。このために、管理会計の手法を活かした、中小企業のマネジメントの実践的なフィールドワークと理論的な整理が必要となってきます。わたくしの研究の知見を、地域の中小企業との連携による基礎調査、研修、講演というかたちで、中小企業の活性化の課題に取り組んでいきたいと思っています。また、地域の中小企業のマネジメント調査研究から得られた情報を、本学のマネジメント教育の実践教材として情報バンクに蓄積していきたいと考えています。
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