早川 喜郎

Kiro Hayakawa
准教授

学位 博士(工学) 名古屋大学 2000年取得
専門分野 食品加工、食品工学
研究テーマ
  • 野菜(トマト、にんじん、葉野菜など)果実の加工技術開発、商品開発
  • 野菜・果実を原料とする機能性食品素材開発
  • その他加工食品の生産にかかわる生産技術開発

高校生へのメッセージ

「食」は人が生きていくために必要不可欠なものであることは言うまでもありませんが、近年では、「健康、栄養」や「食の安全性」への意識が高まっていることから、より質の高い「食」が求められ、その開発、生産等に携わる技術者の役割はますます重要になっていると言えます。私は、民間の食品企業で30年以上にわたり、技術開発、商品開発、品質保証、お客様相談部門等の幅広い分野の業務を経験していますが、その経験を踏まえ、「食」の開発、生産の基礎となる食品加工技術、栄養学、食品衛生、品質管理、商品開発等に関する最新かつ実践的な専門知識、スキルを学生の皆さんに伝えていきたいと思います。 このような勉強を通じて、消費者にとってより価値のある(例えば、よりおいしく、栄養があり、安全な)食品の開発に繋がるような技術開発、商品開発等ができる人材に育ってもらいたいと考えています。 下の図は、私が食品企業で取り組んだ実用化技術の一例です(熱を加えずに圧力だけを加えてジュースを濃縮する技術で、原料本来のおいしさを保持できます)。

企業へのメッセージ

現在までに経験してきた技術開発、商品開発の知識・スキルをベースにして以下のような技術、素材等の開発を行い、最終的には商品としてビジネスに繋がることを目指します。 ①地域の特長ある農産物の活用と加工技術との最適組み合わせによる商品の開発 ②野菜を中心とする新規の加工技術、素材の開発 ・おいしさ、栄養、機能性を高めた商品のコアとなる技術、素材 ③未利用農産物の有効利用に資する加工技術、素材の開発 ④加工食品の生産工程における生産性向上、品質向上に貢献する技術開発 そして、このような取組を通じて、将来的に各企業の技術、商品開発の中心となって活躍できる人材の育成に努めていきたいと考えています。

関連動画

業績等

所属学会
  1. 所属学会
    日本食品工学会,日本食品科学工学会,新潟県食品技術研究会,新潟県新たな米産業創出技術研究会
  2. 学会等の役職
    新潟県食品技術研究会(役員)
社会活動
  1. TV 出演,ラジオ出演,新聞掲載,一般雑誌掲載等
    ・新潟日報(子供新聞,ジャムの話),旬の果物,ジャムで長持ち,2018 年 10 月 2 日
学内委員会活動 入試・広報委員会