新潟食料農業大学 Niigata Agro-Food University

教員紹介

横向 慶子Yoshiko Yokomukai

教授 ※2020年4月から常勤の教授として就任

学位

農学博士 東北大学 1993年取得

担当科目

基礎ゼミⅠ、食嗜好科学、卒業研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

専門分野

食品加工、栄養化学、食品開発学、官能評価

研究テーマ

・健康で身体に良い食品開発と食コミュニケーション
・食品加工における消費者嗜好やニーズの研究調査
・地元食材のポテンシャル調査や商品化可能性への提案

その他参考情報

日本女子大学非常勤講師、岩手県立大学経営委員、J.S.A.ソムリエ、茶道裏千家準教授(宗慶)

高校生へのメッセージ

子供の頃食べた美味しいものは一生の嗜好を左右します。「美味礼賛」の著者フランスのブリア・サバランは、「何を食べたか言ってみたまえ、それがあなたの体を作っている」とも語っています。

 

美味しいものは、誰と一緒にどこでどんな時に食べたのかの場面を思い出させてくれます。そして、なにより身体が欲しているものを食べたとき、特に美味しいと感じるように私たちの身体はできています。例えば、疲れているときの甘いチョコレートや飴玉、山登りの頂上で飲む水など。生理的に身体が美味しいと満足した高揚感は舌の上の味覚のみならず、身体と脳が覚えているといえます。

 

美味しさを構成する要素を一人一人の子供のころからの体験から紐解きます。新潟ならではの地元の新鮮な農産物/水産物の食材を使って、どんな風に食べたらより美味しいのか、また、どんな食材と組み合わせたらよいか、提供する場面や食する温度や調理方法なども含めて、その食べるものの魅力をどのように伝えるのかなどの食コミュニケーション体験学習を行い、食品加工プロセスを学びながら、「原料の産地から家庭の食卓まで」を考察します。

 

食品産業における健康で身体に良い食品加工とはどういうことなのか、何をどのように食べることがより食卓を豊かにし、子供から高齢者まで健やかに幸せに暮らしていけるかを考えます。そのために、栄養化学、食品開発、食品製造、食育、食コミュニケーションなどを実践しながら、新潟県内外に潜在的にある食の可能性(新潟食料農業大学ならではの、食の可農性も含めて)を一緒に学びたいと思います。

 

これまでビール会社でのビール、チューハイ、清涼飲料の商品開発経験やマーケティング消費者嗜好調査、研究開発・技術開発、米国モネル化学感覚研究所留学(高齢者の味覚研究)、食コミュニケーション、研究企画に携わった30年余りの経験を新潟食料農業大学を通じて、若い活力ある学生の皆さんと共に社会に形在るものとして残したいと思います。

企業へのメッセージ

食品産業における健康で身体に良い食品加工とはどういうことなのか、何をどのように食べることが食卓を豊かにし、子供から高齢者まで健やかに幸せに暮らしていけるか、美味しさを構成する要素は何かを考えるために、

①地元の食品製造業、加工業、流通業におけるシーズ・ニーズを探索し、地元食材のポテンシャル調査や商品化可能性の考察、提案。

②どのように提供することが安価で生活者が継続して食べることができるか、消費者嗜好やニーズの調査研究。

③健康に寄与する食品の組み合わせメニューを地元の高齢者施設や管理栄養士、行政関係者、地域包括支援センターなどと協力して、食の分野から、未病改善のための予防医療に取り組む

④海外からの留学生と連携して、新潟に伝わる伝統食と和食の良さを国内外に定期的に発信する。新潟からグローバルに食情報を発信できる人材の育成。

⑤産官学連携の短期的・長期的なプロジェクトを複数動かすコミッティーを並行させ、新潟食料農業大学の存在感とブランド力を高める活動を学生と共にサステイナブルに実施しながら、新潟県の食品産業に貢献したい。

 

微力ながら、食の分野で産業に貢献する活動を少なくとも多言語で発信し、国際的なグローバルプロジェクトを学生や食品産業の皆さんと繋がりながら進めていけるように楽しく一緒に挑戦していけたらと夢を描いています。少しでも興味を持ってくださった方はご連絡いただければ幸いです。