【授業紹介】新潟三越伊勢丹「越品」<起業イノベーション論>

食農大の日常 2021.7.2

6月29日(火)、実際に社会で活躍されている方からの講演を聴くことができる授業『起業イノベーション論』にて、株式会社 新潟三越伊勢丹 長谷川 雅史 に講義をしていただきました。長谷川様は「NIIGATA越品」のバイヤーであり、ご自身の経験から普段聞けない内容のお話をしていただきました。

NIIGATA越品とは?

講義冒頭では、「NIIGATA越品」の誕生の経緯や商品に込められた想い、越品の定義などモノに価値をつけて売ることの重要さを説明していただきました。越品の商品は、ただ「売る」のではなくお客様に「理解」してもらうことに重きを置いています。単なる「お土産」としてではなくその商品の生産者や製造元までを理解して購入していただきたいという想いがあります。

「越品」の定義
①新潟由来であること
②全国に通用する高い品質
③独自性があること
④希少性があること

これらの定義を踏まえ、越品の店舗では「変化」「進化」「独自」「コラボ」の4つの要素に分け商品を陳列しています。また、講義のなかではそれぞれの要素の具体例を現物を用いて説明していただきました。

「越品」の商品は、誰が作ったか?までを開示することによって生産者のファンになってもらい、そしてそれが県内はもとより広く全国へ発信され、そして世界へとつなげていきます。このように仕掛けをたくさん作り、お客様に興味をもってもらうことを目的としています。

また、講義終盤には学生へ向けての長谷川様からのメッセージをいただきました。現在コロナ禍において百貨店などはいままでの常識が大きく崩れてしまっています。しかし、長谷川様はこれをチャンスと捉え、時代に合った食べ方や使い方を創り出していくことが重要だと熱く語っていただきました。これから社会に出る学生にとっては将来を見つける大きなヒントになったのではないでしょうか。

「起業イノベーション論」ではこのように現場で活躍している方のお話を直接聴くことにより、普段の授業だけでは身につかない実践的かつ具体的な内容が聞ける授業です。ぜひ来週以降もご期待ください!

関連記事

NAFUマガジン一覧へ