【第21回】農水産物の地域表示

学長コラム 2018.5.18

最近、「地理的表示」とか「GI」という言葉を耳にしませんか。
生産地の地名と農水産物・食品の名前とがセットになった商品で
その名前を聞けば必ず「それ」とわかるものです。(例:米沢牛、夕張メロンなど)
流通上も高く定まった評価が与えられ、他の生産者が紛らわしい名称を使用するのを制限したり
排除しようとするものです。
国際的貿易協定でも参加国が合意してこれを守らせる仕組みを採用しています。

日本国内でも、名称の使用制限をする農水産物が、「地理的表示」(GI)として
58の品目が指定されていますが、残念ながら、新潟県産のものは「くろさき茶豆」ひとつしかありません。
おコメが中心で、しかも長らく日本で最もおいしいという位置にあった「新潟県産コシヒカリ」が
関係しているのかもしれません。
それから、おコメは国内生産→国内消費が大半でしたから、
国際競争は念頭になく、食管法・食糧法に関わる国内表示だけで間に合っていたともいえます。

おコメの場合、「産地」「産年」「銘柄」がセットで流通します。
<新潟県・平成29年産・コシヒカリ>と表示し、<魚沼><岩船><佐渡>などは、副次的表示になります。

グロ-バル化は避けられない方向ですから、国内だけではなく、海外でも通じる表示と
それを守らせる方策が求められる時代になりました。

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