【卒業研究報告】本学学生の卒業研究「ベビーリーフ、香辛料スパイスの血糖値変動への影響」についてオンライン報告会を実施

食農大の日常 2022.3.17

エスビー食品株式会社 開発生産グループ 中央研究所の3名の皆さんに、2021年度新潟食料農業大学フードコース4年生の田部 莉子さんの卒業研究「ベビーリーフ、香辛料スパイスの血糖値変動への影響」について、3月16日(水)にオンラインにて報告しました。

本研究は、令和2年度、山崎香辛料振興財団の研究助成により準備・実施されたもので、そのご縁でエスビー食品さんより、ベビーリーフ等をご提供いただきました。オンライン説明会でも、この場でも感謝申し上げます。

なお、詳しい内容は研究結果が未発表のため、本記事では概要について紹介します。

質疑応答では、卒業生の田部さんに直接多くの質問が寄せられました。
佐竹研究所長からは「きれいなはっきりとしたデータを出してくださいましてありがとうございました。学生と教職員でピーク値が違っていましたが、年齢による影響でしょうか」「ベビーリーフを先に食べることで学生も教職員も血糖値の上昇が緩やかで、ピーク値が少ない有意なデータを見せていただき、群間比較をしたらもっと大きな有意差が出るのではないでしょうか」と質問があり、田部さんからは「先行研究でレタス・キャベツの50グラムで血糖値上昇を抑制できないことを示したデータがあり、150g必要という前例があったのですが、ベビーリーフ50gできれいなデータが出てよかったです。」と回答がありました。

また、恩田研究員からは、「咀嚼回数が多く、食べる時間が長くなることで、血糖値の上昇が穏やかになるのは、インスリンの分泌が増えるのか?」という質問に対し、田部さんからは「先行研究に咀嚼回数を増やすとインスリンの分泌能が高まるという報告があったので、そのように考察しました」と回答があり、その後、佐竹研究所所長から「子供のころから食事の時に、いったん、お箸とご飯茶碗を置く習慣がついていて、むしろ食を楽しむために、ゆっくり食事をしていた。~よそ見しないで早く食べなさい~と叱られたこともあったが、今思うと良い習慣になったということかもしれない」と、時間をかけて食べる食べ方の話題にもなりました。

機能性研究開発ユニットマネージャーの酒田さんからは「香辛料の量を教えてほしい。シナモンは先行研究がある」という質問があり「カレーには、クミン0.3g、コリアンダー0.3g、ケイジャンチキンにはチリパウダー5g、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、ジンジャー、胡椒がそれぞれ0.5gですが、今後はもう少し香辛料のターゲットを絞って焦点を明確にした実験が必要と考察しています」と、指導教官の横向教授から、新4年生で唐辛子に興味を持つ学生がいることの話題もありました。

最後には、「青汁の構成成分を教えてほしい。エスビー食品でも青汁を扱っています」とのことで「ケール100%の新鮮な葉をそのまま搾汁して販売されている遠藤青汁さんの物を使用しました」と回答しました。

これからも情報交換をしながら、健康に寄与する食事法や香辛料の使い方など研究を進めていけたらいいですねと、締めくくりました。

 

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