【番外編⑦】食、農、地域のあれこれ

学長コラム 2020.1.10

 

新しい年の習慣から「七草がゆ」を取り上げ、
あわせて、樹木の落ち葉についての優しい言葉を紹介したいと思います。

 

七草がゆ

1月7日は「七草がゆ」、正月料理や連日の飲酒で疲れた胃袋を休ませるため、
消化のよい七草がゆを食べる習慣が生れたともいわれている。
もっとも、最近では<草摘み>などをする必要はなく、スーパーなどでもよく売られている
「七草がゆ・材料7種セット」をおかゆに混ぜて加熱するだけでよい便利さだ。

ずいぶんと昔のことになるが、母親が七草を刻むとき、
まな板を<七草なずな、唐土(とうど)の鳥が日本の土地にわたらぬ先に>といいながら、
トントンと調子よく叩いていた記憶がある。
これを、佐渡育ちの家内の母親に話したところ「東京でもそうなの?」といわれたことを思い出す。
全国的な行事だったのだ。

古くは、6世紀頃の中国(梁)で、
人の爪を食らうという鬼鳥(鬼車鳥:きしゃちょう)を防ぐために、
正月7日に、門戸、床を叩く習慣であって、正しくは7×7の49回たたくのだそうである。
なお、一般的にいわれる歌詞に「唐土の鳥と<日本の鳥と>」があるが、
これは<土地>が<鳥>にトリ違えられたのであろう。

 

常盤木(ときわぎ)落ち葉

常緑樹のシイ、カシ、クスなどは、
新緑の季節に新しい葉が盛んに育ちながら、古い葉が次々に枯れ落ちる。
まるで若い世代に立場を譲っているようである。
これと関連して、「ユズリハ(譲り葉)」(樹木の名前、淡路の山脈の名称)ともいう。

関連記事

NAFUマガジン一覧へ