仁科 弘之

Hiroyuki Nishina
教授

学位 博士(情報科学) 東北大学 1990年取得
専門分野 生成文法理論、形式意味論、生物言語学 等
研究テーマ
  • 様相理論を用いた動作動詞のモデル理論的意味論
  • 主辞なし関係節の埋め込み構造の分析
  • 「骨格」統語論に基づく構成的な「関節」意味論の構築、新しい仮定法意味論の構築 等

高校生へのメッセージ

人と一緒に仕事をするとき、前提になるのはコミュニケーションの確かな成功だと思います。母語話者であれば、その母語の獲得と基本構文の使用には苦労しないはずですが、それでも個々の専門分野での議論では、困難のないはずの母語による議論が難しいものになります。もっとよく考えてみると、知識を蓄え、物事を推論し理解するために、そして概念を発見するとき、自らに問いそして答える言語によるコミュニケーションが、これを可能にします。言葉は知恵も世界(観)も創り出すのです。外国語としての英語を学ぶ時も、実は言語による(意味の)相互理解という大きな壁があることに何度も気づかされ、いつかはそれを乗り越えて理解に至る、というのがhomo loquens (ホモ・ロクエンス: 言葉を持つヒト)としての人間の本質であるしまた義務でもあるのだと思います。クラスでは、英語を通じて、日本語を併用しながら、「意味を理解するとはどういうことなのか」ということをじっくり学んでゆきます。英語が好きでない人でもこんな面白い話しがあった、英語が得意な人でもこんな事は知らなかった、というお話をします。

企業へのメッセージ

私は門外漢でこの大学をまだ十二分に理解していないかもしれませんが、こう感じています。この大学の先生方は学生の皆さんがどうしたら専門分野に親しみ、より理解でき、自分で再生産できるようになるかを、四六時中工夫し続け、すぐに実践して試みる極めて行動的な集団です。善意と熱意と信念に満ちた方々です。