「食の都新潟」で学ぶ

新潟県は自然豊かな環境に恵まれ、全国的にも有数なコメどころと知られており、日本の「食」を支えてきました。そんな新潟は農業をはじめとした食料産業全体が主要産業のひとつであり、新潟ニューフードバレー構想など食料関連の政策を重視しています。「食」に最適な自然環境と食料産業の歴史があり、行政の後押しもある新潟の地は、皆さんが「食の未来」を考え切磋琢磨するよき学び舎となるでしょう。

 

【1】食と農のポテンシャル

食と農に関するノウハウが豊富にある新潟県

全国トップクラスの農業力

米の産出額水稲収穫量全国1位/枝豆作付面積全国1位/ナス作付面積全国1位

参考:新潟県WEBサイト

全国有数の食品製造力

酒蔵の数全国1位/米菓の出荷額全国1位/切餅・包装餅の出荷額全国1位

参考:新潟県WEBサイト

【2】最先端の食・農・ビジネスの動き

食と農に関する先進的な取り組みが続く新潟市

生産・加工・販売を一体的に捉え繋げる新潟ニューフードバレー構想

新潟市は2011年度より「農業を含めた食産業全体が連携し共に成長し発展する」ことを目指して、6つの戦略を掲げた取り組みを進めています。国家戦略特区の指定を受けた後は、この構想を実現させるための動きがさらに加速しています。

新潟ニューフードバレーの推進(新潟市)

「大規模農業の改革拠点」として国家戦略特区に指定

国は2014年5月1日に新潟市を日本で唯一の「大規模農業の改革拠点」として国家戦略特区に指定しました。これにより様々な規制が緩和され、先進的な食と農の取り組みが次々と誕生しています。

参考:新潟市発行『新潟市革新的農業実践特区』パンフレット

新潟国家戦略特区(新潟市)

【3】地域・企業との連携を推進

本学では、新潟キャンパスに社会連携推進室を設置し、地域・産業の振興、教育・学術・研究活動を共同して推進するための産官学連携体制を整え、地域社会の発展に貢献すると共に、学生に活きた学びを提供しています。

社会連携推進室

新潟キャンパスに設置され、地方自治体・企業の方々などとの連携を推進する場所です。開放的な空間で学生を含め気軽に利用することができます。
社会連携推進室では、企業・団体の方からの様々な相談や依頼を受付し、大学の教育・研究のノウハウを活かした事業や学生の地域での活動等の連携プロジェクト創出等を行っていきます。

連携協定の締結

地方自治体・企業などの連携協定、海外大学との国際交流協定を結んでいます。これらの協定を通して活力ある豊かな地域社会の形成および発展を目指します。特に、地域の活性化、農業および農業関連産業の振興、教育・学術・研究活動に関する共同研究や共同プロジェクトを展開していきます。

包括連携協定締結先

  • 胎内市
  • 新発田市
  • 糸魚川市
  • 日本政策金融公庫新潟支店
  • JA胎内市

国際交流協定締結先

  • ベトナム社会主義共和国ホーチミン市オープン大学
  • ロシア連邦ニジニー・ノブゴロド国立農業アカデミー

(2021年4月現在)

 

アグロフードセミナー

地方自治体・企業・地域社会などとの連携を推進し、新潟はもちろん日本の食・農における持続可能な発展、地域活性化などの課題および解決策を探るため、各界のトップランナーをお招きし、アグロフードセミナーを開学初年度から開催しています。これまで、「食の安全」「スマートアグリの未来」などをテーマに、県内企業や関係者に広く参加いただき、議論を深めています。今後も、様々なテーマでセミナーを開催していく予定です。2020年度は株式会社ブルボンの代表取締役社長 吉田様をお招きし、新潟食料健康研究機構の発足記念シンポジウムとしてオンライン配信で開催しました。豊かな食生活を支える産学協同のあり方、イノベーションにおける産学協同(産学連携)の果たす意義、学生が横で繋がることの重要性など白熱した議論の場となりました。

フードメッセへの参加

2019年11月6日~8日の3日間、新潟市の朱鷺メッセにおいて開催されたフードメッセに出展。「地域連携」をテーマに、教員の研究発表ポスターの掲示、胎内市・JA 胎内市と本学教員・学生で進行している胎内市産べにはるかのブランド「はるかなた」ロゴデザイン、本学教員・学生と地域の方々と栽培・研究を進めるマコモタケの加工前・加工後品、神楽米を展示しました。今後も産官学の連携を進める場として、本学の研究成果を出展していきます。

フードメッセ in にいがた