カリキュラム
新潟食料農業大学は、これまでも食と農に関する広い知識と技術を身につけ食料産業のあらゆる現場で活躍のできる“食のジェネラリスト”を育成すること目的とし、教育に努めてきました。
そして2023年度より、グローバル化の進展や持続可能な社会の構築といった社会背景やより複眼的な視点および総合的な知識の修得をするための、新しいカリキュラムを導入いたします。
新カリキュラムのPOINT
POINT1 横断的な学びがさらに充実
他大学にはない、『分野横断型』の科目を充実させ、食・農・ビジネスの各専門知識の深化と多角的な視点を兼ね備えた食のジェネラリスト養成に特化をした独自のカリキュラムを実施します。

4年間を通して、食料産業全体を横断的に学ぶことのできる科目を配置し専門知識の深化と多角的な視点を兼ね備えた“食のジェネラリスト”を養成します。
- 食料産業概論
- 環境科学概論
- 食料産業基礎Ⅰ・Ⅱ
- 食料産業実践論Ⅰ・Ⅱ
【PICKUP科目】食料産業基礎
食料産業を体系的・実践的に学ぶため、営農計画から原料生産、原料貯蔵・一次加工、製品加工、販売に係わる基礎知識を1年次から講義、実習、実験、演習を通して学びます。生産から加工、流通、販売までを一つの流れとして学ぶ中で、自身の興味のある分野を探求し、2年次以降の専門分野の学びにつなげていきます。
POINT2 学びのカスタマイズ化
2年次以降のコース選択後も、コースの専門科目だけではなく、将来、自身の目指したい姿や学びたい内容に合わせて、専門科目をさらに選べるようになります。
自身の学びたい内容や、研究に関連のあること、将来の目指す姿に合わせて、選択ができる科目をさらに充実化。一人ひとりに合わせた、オーダーメイド型のカリキュラムを実現します。
POINT3 初年度教育の充実
1年次から大学生としての学びの基礎知識や理数系科目の充実を図り、2年次以降の専門的な学びにスムーズに移行できるよう、初年度の教育を充実させます。
理数系基礎教育の充実

1年次に、「数学入門」「生物学入門」「化学入門」「物理学入門」「生物学の基礎」「化学の基礎」を開講し、高校時代に苦手だった科目や未履修科目を早い段階で克服することで、コースでの専門科目の学びをスムーズにします。
アカデミックスキルの修得

1年次の必修科目の中で、大学での主体的な学習の進め方、大学生に求められる社会的マナー、対人関係の築き方などについて演習を通して理解を深めます。
POINT4 新たな取得可能資格
在学時に取得・チャレンジのできる資格をさらに充実化し、将来の選択肢の幅を広げます。
カリキュラム
本学では、1年次から4年次まで「共通課程」でフードチェーン全体を学び、2年次より学生の主体的な選択によって〈アグリコース〉〈フードコース〉〈ビジネスコース〉の3つのコースに分かれ「コース過程」で専門知識・技術を修得します。
さらに4年間を通して、分野(コース)の枠を超えた授業を実現することを通じ真の“食のジェネラリスト”として地域の経済、社会の発展に貢献する人材を養成します。
授業紹介
【1】1年次より、食・農・ビジネスを一体的に学ぶ実践的な授業でフードチェーン全体を体感する

食料産業基礎Ⅰ・Ⅱ
食料産業を体系的・実践的に学ぶため、営農計画から原料生産、原料貯蔵・一次加工、製品加工、販売に係わる基礎知識を講義、実習、実験、演習を通して学びます。

食料産業概論
「食」「農」「ビジネス」の各分野の担当教員が食料産業の歴史・課題・その解決方法などを授業テーマとして実施。フードチェーンの全体像を学びます。

環境科学概論
環境を構成する要素、環境汚染、公害、環境保全、資源リサイクル、経済との関連、国内外の取り組み、SDGsなどについて、体系的に環境科学を学びます。
【2】フードチェーンを理解したうえで2年次より専門コースを選択する

ICT農業概論
ロボット技術やクラウドシステムなどのICTを利用した最新の作物生産システムや施設園芸の管理・流通への活用方法などを学びます。

食品製造学
食品製造の基礎理論と共に、原材料の処理、製造・加工、流通と包装など、食品製造現場での様々な技術について学びます。

マーケティング論
マーケティングの基本概念の学びを通して、消費者のニーズを満たし、効率的に商品を届けることができる方法・戦略を中心に理解を深めます。
【3】4年間の英語学習の実施

総合英語Ⅰ~Ⅳ
個々の能力に合わせたクラスで、世界の食文化や国際問題を題材にした教材などを用いて、英語の読解力やリスニング力の向上を目指します。

英語プレゼンテーション演習Ⅰ・Ⅱ
「日本食」「農作物の栽培と流通」などをテーマに、個人やグループでのディスカッション・プレゼンテーション力を身につけます

海外研修(希望制)
先進的な食料産業を有する国の大学で、語学研修や現地の食・農・ビジネスの現場の視察など、農業先進国のフードチェーンを英語で学ぶ独自のプログラムを予定しています。
【4】 コースの枠を超えた一体的な学び

食料産業実践論
他のコースの学生と共に、農業・畜産・食品加工・農村ビジネス・飲食業などの新規ビジネスプランを立案し、新しい時代の産業を創出する思考力と判断力を養います。

卒業研究Ⅰ~Ⅲ
社会的または学術的な背景を理解して自身の研究テーマを論理的に決定。調査・分析・解析などを実施し、卒業論文の完成、研究発表に取り組みます。