食の分野で輝く女性応援ページ
「食」に関わる仕事は人々が生きる上で不可欠な分野であり、安定した業界です。
就職先も幅広く、例えば新たな機能性食品の開発、コンビニ・スーパーマーケット等での商品のメニュー提案など、人気の現場で、女子ならではの視点が必要とされています。本学では「食」×「農」×「ビジネス」を社会で実現させる実践力を身につけることができます。
- NAFU学生たちのトークセッション
- Student’s VOICE from girls
- 「食」で感動を与える仕事って?野菜ソムリエ・清野朱美さんインタビュー
- NAFUの学生が目指す将来の活躍の場
- 今注目の資格HACCP(ハサップ)管理者の資格を取得可能!
NAFU女子たちのトークセッション
(写真:和田 純佳さん(右)、渡辺 舞さん(中央)、橋本 幸音さん(左))
新潟食料農業大学で学ぶ女子学生=“NAFU女子”たちが、食や農に興味を持ったきっかけやリアルなキャンパスライフをざっくばらんに語ります。
みなさんが高校生の時に食の分野に興味を持ったきっかけは何ですか?

橋本:「高校のときに友達がくれた『じゃがりこ』がきっかっけでした。それから、毎日休み時間に食べるほどハマり、『自分だったらこんなスナック菓子が食べたい』と自分なりの新商品を考えるようになりました」
和田:「小学生のときに食べた干し芋が美味しくて、そこから農業に興味を持つようになりました。当時は干し芋農家の人と結婚したいと思っていたくらい(笑)。その後農業について調べていくうちに、自分で作物を育てたいと考えるようになりました」
なぜこの大学を選んだのですか?
渡辺:「オープンキャンパスに参加したときに、学生の熱意を買ってくれる先生が多いと感じました。そんな先生がたくさんいるなら、この大学でいろんなことに挑戦してみたいと思ったことがきっかけです」
橋本:「私はオープンキャンパスに3回参加したのですが、先生や学生スタッフが大学のことをたくさん教えてくれました。体験プログラムで受講した授業では、先生たちの食や農業に対する愛や熱意が感じられて、この大学が好きになりました」
面白かった講義、役立った講義は?
和田:「畑や田んぼで農作物を育てる『農学基礎実習』です。私の班はトウモロコシを中心に栽培したのですが、品種や育て方によって糖度やデンプンの量が大きく異なることを知りました。農業と科学が繋がっていることを知ることができたのは、新たな発見です」
橋本:「私は『基礎ゼミI』です。授業の中で胎内市で開催されている朝市「三八市(さんぱちいち)」で、自分たちの出身地の特産品を集めたお店を学生だけで出店しました。仕入れから販売、店舗デザインや宣伝までをすべて行い、すごく勉強になりました。1年生のうちから学外に出て活動できるのが、この大学の魅力だと思います」
渡辺:「私は、自分たちで育てた作物についての学内発表ですね。育てている品種を中間・終了時に比較をしてどういう条件であれば育ちやすいのかなど、成育状況や味の違いなどを調査しました。先生たちとしても、きちんと分析ができるようになって欲しいといった思いがあるので、発表時には多くの質問が飛んできます。緊張するし大変だったけど、相手に理解してもらう発表をすることは後々どんな仕事でも必要なことなので自分の成長に繋がったと思います」
渡辺さんは2年次になる時、なぜビジネスコースを選んだのでしょうか?
渡辺:「高校の時は理系で、もともとはフードコースに興味があったのですが1年次の後期に受けた『フードビジネス論』がきっかけになりました。この授業で広告について勉強したときに、30秒の短い時間に込められた企業の思いを学びました。それ以来、CMを見るとその奥にある戦略やメッセージを考えるようになり、広告を通して想いを伝える方法に興味を持ったからです」

この大学で学ぶ魅力をどのように感じていますか?
和田:「米作りやマコモタケの栽培など、課外活動に参加できることです。私は休耕田の活用をしているプロジェクトに関心を持ち、参加しています。農薬使用の有無で味の変化があるのではないかと思っているので、秋の収穫が今から楽しみです」
渡辺:「先生が熱心に私たちに向き合ってくれるところです。昨年はビジネスコースの先生に協力してもらって『外食インカレ2018』というビジネスコンテストに出場しました。夏休み期間中だったにも関わらず、メールのやりとりや発表に向けてのアドバイスを何度もしてくれました。そんな風に生徒のやりたい気持ちに寄り添ってくれる先生方がたくさんいるこの大学で学ぶことができて本当に良かったと思っています」
講義以外のキャンパスライフの楽しみは?

和田:「私は中条駅から歩いて10分くらいの場所でアパート暮らしをしています。授業が終わったら、家でゆっくりと過ごすことが多いです。海が比較的近くにあるので、友人と一緒に海に行くこともあります」
橋本:「休み時間に友達と過ごすのが楽しいです。和室やラウンジなど学生が自由に過ごせる場所がたくさんあるので、友達とお菓子を食べながら課題に取り組んだり、話したりして過ごしています。あと、胎内キャンパスから車で少し行ったところに、『インド・ネパール料理ISHA』というカレー専門店があるのですが、そこのカレーは本当におすすめです!」
卒業後の目標は?
和田「食を通して、人を幸せにできる仕事に就きたいと思っています。そのために、食に関わることを幅広く勉強し続けたいです」
橋本「将来の夢は、お菓子メーカーに就職して、新商品の開発をすることです。普段お菓子を食べながら『私だったら、こんなお菓子を作りたい!』と考えるようになり、この夢を目指し始めました。2年次にはフードコースを選択し、より専門的な知識を増やしていきたいです」
渡辺「ビジネスを通して生産者の思いを伝えられる人間になりたいです。私はビジネスコースですが、得られる知識は多いほうが良いかなと思ってアグリコースの授業も積極的に受講しています」
高校生へのメッセージ
渡辺「この大学では食や農業に関するたくさんの学びと経験をすることができます。もちろん、大変なことやものすごく緊張する場面もありますが、とても充実した時間を過ごせています。自分で考えて活動したい人は成長できる大学だし、何かあったら先生が力になってくれます。そんなみなさんの入学をお待ちしています!」
Student’s Voice From Girl
学生たちに将来の夢や高校生の皆さんへのメッセージを聞いてきました!
リアルボイスをお届けします。
野田 怜花さん
食料産業学科 2期生
福島県/福島成蹊高校出身
食の分野に興味を持ったきっかけは?
食べること、作ることが元から好きで食について興味を持っていました。高校生の頃に何か食品開発に携わりたいと考えるようになり、食の生産・加工・ビジネスが学べるこの大学に進学したいと思うようになりました。
将来の夢は?
アイスの商品開発をしたいと考えているので、フードコースに興味があります。食品製造や食の安全について学び、美味しいアイスで自分が幸せな気持ちになれるように、周りの人も幸せにできるような食品を作りたいです。
胎内市の魅力を教えてください。
胎内市の坂井地区、鼓岡地区で地域の方と一緒にお米とマコモダケを育てているので、収穫するのが楽しみです。胎内スキー場では、天気が良ければパラグライダーが体験できます。一度挑戦したのですが、とても気持ちがよく貴重な経験になったので、ぜひ皆さんにも胎内市に訪れて体験してもらいたいです。
長谷川 凜さん
食料産業学科 2期生
新潟県/東京学館新潟高校出身
なぜNAFUを選んだの?
おいしくて健康的な食を多くの人に届けたいという思いがあって、食に関わる分野を学びたいと思っていました。進路を考える際に、食品の生産・加工・販売すべてが学べる大学が胎内市にできることを知って、この大学に興味を持ちました。
これから学んでいきたいことは?
ビジネスコースに興味があります。買い手の心理を理解してビジネスにつなげる方法を学びたいです。将来はただ食品を売るだけでなく、買い手と売り手をつなげる市場やイベントなどを企画し、地域活性化に携わりたいです。
高校生の皆さんにメッセージをお願いします。
この大学では自分が興味を持ったことを自由に学べるし、先生たちも協力してくれます。今は具体的な将来の目標がなくても、周りのさまざまなことに興味を持って行動することで視野も広がり、将来の夢が見つかっていくと思います。
河野 有沙さん
食料産業学科 2期生
埼玉県/さいたま市立浦和高校出身
なぜNAFUを選んだの?
子どもの頃に農業体験をしたことが印象に残っていて、農業に興味がありました。進学先を決めるときは将来やりたいことが決まっていなかったのですが、この大学では1年次に食について全体的に学ぶことができ、視野を広げられるところが良いと思いました。
これから楽しみなことは?
これから実施される学外での地域活性のプロジェクトに応募しました。胎内市以外の地域でもまちづくりやイベントの運営・集客方法などを学んで、地域の魅力を発信する力を身につけたいです。
Interview 野菜ソムリエ・ 清野朱美さんに聞きました!
「食」を仕事にする「食業」で活躍する女性にインタビュー!
一つだけではない「食」への関わり方にあなたの未来も見えてくるかも!?
野菜ソムリエとは

プロフィール

きよの・あけみ
新潟県唯一の野菜ソムリエ上級Pro.として、テレビ番組や料理教室などで旬の野菜を楽しむレシピの紹介、商品開発・審査に携わる仕事に取り組む。また、野菜の新たな価値を生み出す研究・調査に関わる仕事や講演・クッキングショーなど、野菜を軸にさまざまな活動を行っている。
なぜ野菜ソムリエを目指したのですか?
私は、温暖なリゾート地で知られる静岡県伊東市の出身で、結婚を機に新潟にやって来たのですが、想像を超える冬の寒さを実感し、当時悩んでいた冷え性を放っておけなくなりました。そこで、冷え性の解決策が“野菜ソムリエ”の学びの中にあるような気がして講座を受講したのがきっかけです。
当初は、野菜・果物に豊富に含まれるビタミン、ミネラル、機能性成分について知るのが楽しくて、食材や調理法をバランスよく組み合わせた献立を考えることに夢中でした。食べ方を少し変えただけなのに、体調が良くなり、冷え性の改善に留まらず、肌までキレイになりました。この経験から「一生、野菜と仲良くしていたい。」と思うようになりました。
どのようなお仕事をされているのですか?
野菜ソムリエには「日本の農業を次世代に継承し、食を日常的に楽しめる社会の創造」という理念があります。私は、野菜ソムリエの価値は“日常的”な場所にあると考えています。ありがたいことに、現在はTVの料理コーナーへの出演や、百貨店での料理実演など、不特定多数の方へ “野菜の声” をお届けする機会をいただいています。
私は野菜の新鮮な声を絶やさないように、定期的に産地へ足を運び、農家さんから教えていただいたこと、見たこと、感じたことを様々なシーンから発信しています。生産者と生活者の架け橋になることが私の使命だと思っているからです。
これからの目標を教えてください。

農家さんの本気に、本気で応えられる野菜ソムリエになることです。
「農家の努力はどれだけしても、99%は天候によって左右されてしまう。それでも、1%の努力を惜しみたくない。何よりも “おいしい “と言ってもらえることが幸せだから。」
この言葉を受けて、新たな心持ちで「食」の根本的な部分を考えるようになりました。
私たちが “おいしい” と、感動して食べている農作物は、当たり前のように出会えるものではなく、農家さんの惜しみない努力の結晶なのです。
これからも、様々なプロジェクトを通じて、多くの人たちの “日常 “に「食と農」に出会えるシーンをたくさん創って行きたいと思います。
高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
食を通じて、誰かに感動を与えられる仕事は誇りを持てるものです。私たちの身体は食べるもので出来ています。つまり「食」は、その人自身の生き方を示す重要な役割を持っていると言えるでしょう。
食の分野での活躍を目指す皆さんには、「食」の源となる農作物との出会いを通じて、新たに発見したことや感動したことを、若いアイデアで生活者に伝える手段を考えて欲しいです。
“おいしい” 笑顔の向こう側にある農家さんの想い。
農園から食卓までのストーリーをぜひ、多くの方に伝えて行って下さい。
清野朱美さんのお仕事!
機能ベジフルレシピブック「KINOH VEGETABLE &FRUIT RECIPE BOOK」
「今注目の野菜や果物の機能性とは何か?」にはじまり身近な野菜や果物を機能性という着眼点で解説。野菜・果物を知り尽くした清野さんおすすめの手軽で美味しいレシピを掲載。
クッキングショー
新潟伊勢丹で定期的に開催しているクッキングショー
スノーピーク×リビングギャラリー「天野エルカール展示会」
新潟を代表するアウトドアメーカー、snowpeakと不動産会社リビングギャラリーによるコラボ住宅地『天野エルカール』にてアウトドア・クッキングの実演。
NAFU女子が目指す将来の活躍の場
本学では「食」「農」「ビジネス」を一体的に学び、さらに各分野の専門的な知識・技術の修得により、「食」に関わるあらゆる分野で活躍できる人材を育成します。
商品開発
食品メーカーや外食産業などで試作・試食を繰り返しながら、新しい食品や提供方法などを生み出します。
品質管理
食品の製造や加工現場の衛生管理だけでなく、レストランやコンビニ・スーパーマーケットなど幅広く管理・指導する仕事です。
加工技術開発
食品の機能性を活かした新しい加工や保存技術の研究・開発を行い、商品開発・製品化に繋げます。
製造技術管理
安定して消費者に商品を届ける製造技術や、製造過程で発生する廃棄物のリサイクル方法などを研究・開発します。
その他にも、公務員や、農家レストラン、地域活性のコーディネーターなど幅広い分野で活躍を目指すことができます。
今注目の資格HACCP (ハサップ)管理者の資格を取得可能!
HACCPとは
HACCPは、危害の発生防止につながる重要な管理点を継続的に監視・記録する工程管理システムです。旧来の一部製品の抜き取り検査では、製造工程における監視体制が十分でないため、異物混入の発生防止やその事故原因の追及が難しいという事情がありました。一方、HACCPでは、これらの事故の防止や原因追及が容易なため、アメリカやEUでは、食品製造時の衛生管理の標準的な手法として、多くの食品分野に義務づけられています。
国も義務化を決定!HACCPは“食”に関わる就職に有利!
日本においても、近年の日本食ブームによる食品輸出の拡大や、2020年東京オリンピックの開催により「食の安全」への注目の高まりから、国会においてHACCPの制度化を含む食品衛生法改正が決定されました。実際に、国内の食品関係企業でも、HACCPの導入が強化されており、HACCPシステムについて十分な知識をもって実務を行う、あるいは、指導する立場の人材“HACCP管理者”が多く求められています。
新潟県内の大学で唯一HACCP管理者資格が取得可能
本学では、特定の科目(フードコースにて開講)を履修することでHACCP管理者の資格を取得することができます。新潟県内の大学では唯一HACCP管理者の資格を取得でき、さらに農作物の「生産」や、製造された食品の「流通」「販売」までを総合的に学ぶことで、「食」に関わる全ての分野の衛生管理に関わることができます。