学びの特色
未来の食料産業を担う
“食のジェネラリスト”を育成
本学は、他大学に類をみない5つの特色ある教育体制・内容によって、未来の食料産業を担う人材“食のジェネラリスト”を育成します。
新しい食のカタチ・農のカタチを探るうえで、重要なチカラとなるこの5つの特色。本学のみが提供できるこの価値が、卒業時のあなたの価値を創り出します。
- 「1学科3コース制」による横断的な教育体制
- 地域での実習で即戦力を養う実践力重視の授業
- 各分野をリードし、実践的な知識と技術を持った精鋭の教授・講師陣
- 最先端の研究を実現する最新鋭の施設・設備
- 実社会での即戦力を養うキャリア教育
【1】「1学科3コース制」による横断的な教育体制
本学は、2年次選択の3コース制により、3つの専門知識を身につける体制となっています。
これら3つの専門分野を「学科」ではなく、あえて「コース」にしている理由は、総合的な知識・技術が身につけられるよう他コースの専門授業の履修を可能にするためです。
実際に3つのコースに分かれた後も、他コースの授業を自由に履修できたり、他コースの学生と共に学ぶ授業が4年次まであるなど、横断的で総合的な学習・研究が可能です。
※食のジェネラリストとは…食・農・ビジネスのあらゆる知識・技術を備えた人材のこと
複数の専門分野を横断的に学ぶことで身につくチカラ!
【2】地域での実習で即戦力を養う実践力重視の授業
従来の農学系・理系大学は、研究者として研究を続ける人材を育成する傾向にあり、「現場を変えるチカラを持った人材が不足している」という状況が長年の課題としてありました。本学では、このような状況を踏まえ、在学中から地域・企業と連携し現場での実践的な学びにより、4年間で身につけた知識・技術を実社会で活かせるよう授業を展開しています。
地域との密接な連携から生まれる実践的な学内外での実習
自治体や地域の方々のご協力により、内容の濃い実践的な学内外での実習を行っています。
農学基礎実習
基礎ゼミⅠ・Ⅱ
1年次と3年次の2回、インターンシップを実施
企業の全面協力により本学専用の独自プログラムが用意され、1年次と3年次に例年多くの学生が積極的に履修しています。1年次は、食料産業全体(フードチェーン全体)の複数企業に伺い、自分の将来像をイメージし、次年度のコース選択へと活かします。3年次は、各コースの専門に応じた受入先へ向かい、理論や専門知識を現場で活かす経験をし、将来の就業イメージを明確にします。
1年次インターンシップ
3年次インターンシップ(企業での実習)
【3】各分野をリードし、実践的な知識と技術を持った精鋭の教授・講師陣
本学は、食・農・ビジネスの各分野で教育・研究実績豊富な教員に加え、大手食品メーカーや大手企業での実務経験豊富な教員が複数名在籍しており、実社会に活かせる実践的な知識・技術を身につけることができます。
各分野をリードする教授陣
教授 伊藤 豊彰(Agriculture)

水稲の有機栽培、水田生物の農業への利用、新しい堆肥活用栽培技術に関する研究などで土壌肥料学会技術賞を受賞(2018年)。また、夏期高温で生じる玄米品質低下の改善に関する研究も実施中。2007年東北大学大学院農学研究科准教授、2018年本学就任。
教授 長島 裕二(Food Science)

海洋生物資源の有効かつ安全な利用や動物性自然毒による食中毒についての研究を行う。特に、魚貝毒の検査法の開発や遺伝子解析によるフグや貝類の食中毒の原因の究明に取り組む。2004年東京海洋大学海洋科学部教授、2018年本学就任
講師 青山 浩子(Business)

農業ジャーナリストとして、20年間全国の農業現場を取材し、テレビ、ラジオ、新聞などを通じ、食と農の可能性を情報発信してきた。2018年本学非常勤講師、2020年より本学就任。
現場を理解したうえで研究を進める実務経験豊富な教授・講師陣
本学では、一般企業での実務経験のある教員が全体の2割を占めており、現場からの視点でカリキュラムの配置・実践力修得のための授業内容の充実を行っています。現場に即した研究が可能であることはもちろん、企業での経験を活かした進路の相談を行うことができます。
教授 横向 慶子

キリンビール株式会社入社後、現キリンビバレッジ社「午後の紅茶」の中身開発の業務を担う。その後、米国留学にて高齢者の苦味感覚研究、博士(農学)取得。帰国後キリンビール基盤技術研究所主任研究員、マーケティング部 商品開発研究所 嗜好リサーチグループリーダー、酒類技術研究所、食生活文化研究所、飲料技術研究所、研究開発本部などで幅広い分野の業務を担当。主に清涼飲料・ビール・チューハイを中心とするアルコール飲料商品の研究・開発、官能評価やアルコール摂取の脳波研究、嗜好調査や未来シナリオに取り組む。本学では自ら考え創造する人材の育成を目指す。1986年キリンビール株式会社入社、2020年本学就任。
現役の活きた知識を直接学べる外部講師(ゲストスピーカー)による特別講義
食・農・ビジネス分野の第一線で活躍する外部講師(ゲストスピーカー)による本学ならではの授業を実施しています。また、講義内に質疑応答の時間を設け、活発なディスカッションを通じて、疑問への探求を深められる貴重な機会となっています。
外部講師所属先(抜粋)
- 株式会社𠮷野家ホールディングス
- キユーピー株式会社
- JA胎内市
- 株式会社ブルボン
- カゴメ株式会社
- 株式会社ニチレイ など
【4】最先端の研究を実現する最新鋭の施設・設備
本学には、超深度マルチアングル顕微鏡システムや微量成分分析機など、最新機器が多く設置されています。これらの機器を求めて他大学から学生が共同研究に来るほど、最先端の研究が可能な環境が整っています。また、胎内キャンパス内には圃場やビニールハウス、ガラス温室などもあるため、学外へ移動することなく学内で作物を育成することができ、スムーズな実習・研究が可能です。
施設・設備の紹介
圃場

1年次の農学基礎実習や2年次以降のアグリコースの実習・研究で使用します。水田・畑・ビニールハウス・ガラス温室があり、多様な作物を有機栽培やリビングマルチを使った方法で栽培しています。
- ガラス温室
- ビニールハウス
- 畑
- LED育苗施設
- ファイトトロン(自然光人工気象室)
- 観察用水田
分析機器室

多種多様な食品の様々な成分が、どの程度含まれているのかなどを分析できる最新の機器が揃っています。食品の栄養、美味しさ、機能性、安全性に影響する成分の定性・定量分析により高度な研究に挑戦できます。
- 元素分析-安定同位体比質量分析装置
- 全窒素/全炭素測定装置
- 高速液体クロマトグラフ
- リアルタイムPCR装置
- 蛍光落射倒立顕微鏡
- DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置
- 高速液体クロマトグラフ質量分析計
- フーリエ変換赤外分光光度計
食品工学実験室

加熱、分離、乾燥といった食品の加工に伴う物性(粘度、固さ、色調など)の変化の測定や解析を行う研究室です。レオメーター、粘度計、色差計、熱分析計といった食品加工の研究に必要な測定機器が揃っています。
- 示差走差熱量計(DSC)
- アミログラフ
- 超深度マルチアングル顕微鏡システム
【5】実社会での即戦力を養うキャリア教育
4年間のキャリア開発マップ
基礎ゼミⅠ・Ⅱ
地元の「市」で「商い」&地域の「住民」の方々へ「提案」
「基礎ゼミⅠ」では、新潟県胎内市の伝統の朝市「三八市」への「出店計画」を「会社」を想定したグループで立案します。社長を筆頭に各自の役割にしたがい、「仕入れ」「値付け」「販売促進」など、すべてを企画検討しお客様を迎えます。授業の最後には、胎内市の担当者様から成果のプレゼンに講評していただきます。
「基礎ゼミⅡ」では、胎内市の「集落」ごとに担当グループを決め、地域を歩き地元の方々へのヒアリングを行い、その地域の「活性化」策を立案します。授業の最後は、集会所などで住民の方々にプレゼンテーションを行いフィードバックをもらいます。


インターンシップ・起業イノベーション論
インターンシップでビジネスを体験し、起業イノベーション論でビジネスの現場を学ぶ
インターンシップⅠ・Ⅱ
1年次の「インターシップⅠ」では、業界研究の方法を学び事前研究を行ったうえで企業・事業者・団体などを訪問します。3年次の「インターンシップⅡ」では、約60社の協力企業・団体との連携のもと、3日以上の現場での実習を予定しています。
〔インターンシップⅠ〕 |
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〔インターンシップⅡ〕 |
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起業イノベーション論
食に関わる地元の企業、法人、団体のリーダーや第一線で活躍されている方を講師にお招きし、実体験をもとに現場で必要とされる人材について直接お話いただきます。学生が直接質問する機会も多くあり、自身の進路や興味に合わせて理解を深めることができます。


キャリアセンターについて
本学のキャリアセンターは、胎内キャンパスと新潟キャンパスの2か所に設置され、学生一人ひとりが自信を持って就職活動に取り組んでいけるよう支援しています。
詳細は、特設サイトをご覧ください。