在学生インタビュー

坂口 僚(フードコース)

この分野に興味を持ったきっかけや、授業のこと、将来のことを聞いてみました!

この分野に興味を持ったきっかけ

高校では農業科で学ぶ中で私が最も興味を持ったのが発酵でした。微生物の多様な生態を利用して食品の保存性を高めたり、全く違う特性を持たせたりする技術に驚かされ、このような技術が昔に確立され、今まで受け継がれてきたことに感動しました。食品の発酵についてもっと研究をしてみたいと思い本学に入学しました。



日本の食文化を伝える

将来は食品製造に係わる仕事をしたいです。地元の長野県は発酵食品の製造が盛んですが、年々、後継者不足などの問題から、そのような文化が廃れつつあります。長い間その地域に根付いた食文化が失われるのは大きな損失だと私は思います。発酵食品の魅力を多くの人に伝え、また新たな発酵食品の開発など発酵・醸造産業の発展に貢献をしたいです。



微生物と食のかかわり

食品生産科学基礎実験・実習での塩辛の製造実習が印象的でした。塩辛は多くの場合、魚介類の身や内臓などを加熱することなく塩漬けにし、素材自体の持つ酵素および微生物によって発酵させて製造します。高濃度の食塩に漬け込むことで食品中の水を微生物が利用できない状態にすることで高い保存性を持たせています。この仕組みは知識としては以前から知っていましたが、実習で実際に作ってみることでより深く理解することができました。



食にかかわる広い知識

発酵食品のことはもちろんですが、本学の授業では食品製造で大切な食の安全にかかわる知識や技術を身につけることができます。これらの知識を生かしてより微生物を活用した食品について研究をしていきたいです。



高校生へメッセージ

進学を目指している高校生は大学の講義についていけるのか不安に思っている人も多いと思います。本学の一年次では高校の復習ができるような講義も多く、個人のレベルに合わせて学習できる環境もあります。ぜひ一緒に学びましょう!