中井副学長・浅野講師・阿部講師の研究結果が日本経済新聞に掲載!

食農大の日常 2019.9.10

本学副学長の中井裕先生は
コンポスト(堆肥)や汚水処理に関係する環境微生物の研究を1992年から開始し
2005年からはメタン発酵も研究課題に加えています。


これらの研究は、本学講師の浅野亮樹先生と阿部憲一先生や
かつて勤務していた東北大学の研究者と共同研究しています。

(阿部講師:写真左 中井副学長:写真右)

(浅野講師)

中井先生は「ルーメンハイブリッド型メタン発酵システム(ルーメン・メタンシステム)」の研究を
2009年に開始し、日本および米国で特許を取得しました。
今回、このシステムの実用化の目処がたったことが、8月29日(木)日本経済新聞に掲載されました。

ウシの第一胃(ルーメン)の液に生息する微生物を活用して
古紙やトマトの茎葉を溶かすことによって、メタン発酵の効率を飛躍的に高める方法です。


食肉処理場ではルーメン液の処理のために多額のコストをかけています。
このシステムを導入することによって、マイナスの価値を持つルーメン液と
マイナス価値の古紙や食料産業廃棄物(トマトの茎葉、ネギの根葉、籾殻など)を
組み合わせることによって、メタンと肥料といった新たなプラスの価値を創り出すことができます。

かつて微生物研究者は微生物を利用する場合、純粋な微生物を単離して
その機能を活用するという考え方から抜け出られずにいましたが
中井先生はこの「要素還元科学的発想」を転換させて、微生物を単離することなく
微生物集団をそのまま利用する新たな発想のもとに研究を進めています。

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