病名:ツタ褐色円斑病
宿主名:ツタ【学名;Parthenocissus tricuspidata (Siebold & Zucc.) Planch.】
病原菌名: Phyllosticta ampelicida
発生場所:ガラス温室横の2・3年実習圃場への通路
発生時期: 5月下旬~7月下旬
病徴:葉にふちが暗褐色、内部が黄褐色の病斑を形成する。病斑上に黒色の分生子殻を形成する。
形態:分生子は淡褐色、球形~亜球形で、表面は平滑。長径6―10 µm、短径5―8 µm。
まめちしき:褐色円斑病に感染したツタは街中でもよく見かけられます。顕微鏡写真は分生子殻を薄く切断し、横から観察したものです。壺のような形をしていて、内部に分生子が入っているようすが分かるかと思います。
Phyllosticta属菌の多くは分生子に付属糸と呼ばれる尾のような構造をもちますが、本学のツタから分離したPhyllosticta ampelicidaでは観察できませんでした。次回の採集時には分生子を青色で染色することで構造を見やすくして、付属糸が確認できる写真に更新します。