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【授業紹介】米単作地帯における園芸産地づくりへの挑戦<起業イノベーション論>

7月7日(火)、『起業イノベーション論』にて、

えちご上越農業協同組合 常務理事 岩崎健二様より、

米単作地帯における園芸産地づくりへの挑戦 ~農産物直売所の仕掛けと商品開発「旬菜交流館 あるるん畑」の歩み~』

と題してご講義いただきました。

 

「あるるん畑」では園芸生産に不向きな豪雪地帯の直売所を成功に導き、

6次産業化に挑戦する「あるるんの杜」を設置(28年7月)し、稲作+園芸による複合営農を進めています。

 

上越地域は積雪8m18㎝の日本一の記録を持つ豪雪地帯であり、

雪解けの清らかな水と豊かな大地からの恵みを受け、

全国ブランドであるコシヒカリを中心とした米地帯です。

 

食と農・農家と消費者の交流促進、自給率向上、地産地消推進、農業所得向上を図るために、

農産物直売所「旬菜交流館 あるるん畑」を平成18年4月に開設され、

生産者・消費者を巻き込み直売所を成長させていく工夫をお話しいただきました。

 

作物を育てる上で厄介であった雪を逆手に取って開発した「雪下畑の仲間たち」をはじめ、

多くの取り組みをご紹介いただき、岩崎様と組合員の皆様が持つ熱意を強く感じる授業でした。

 

学生の感想を紹介します。

地産地消を意識した自主的で多彩なイベントの開催と生産者と消費者を直接結び付ける『顔の見える関係』を重視した事業を行っていると感じた。

身近な農協や直売所の変化が取り組みによるものであると知り、私たちの認識以上に農業改革は進んでいると感じた。

 

農業の振興と地域の活性化には「ビジョンを描ける人材」が必要であり、

「やる気」「元気」「勇気」を持ってチャレンジしてほしい!とメッセージをいただき、

学生にとって大変有意義な時間となりました。

 

岩崎様、貴重なお話を誠にありがとうございました。


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