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【2020年12月16日(水)】シャクヤクの薬用成分の簡易測定法講習会に参加しました!

本学と包括的連携協定を結んでいる新発田市では、シャクヤクなどの薬用作物の栽培振興に取り組んでいますが、佐藤豊三教授は病害防除などの技術協力を行う傍ら、栽培地で学生の課外学習をさせて頂いています。

2020年12月16日(水)、新発田市役所の担当者の方とともに新潟県が開発したシャクヤクの薬用成分ペオニフロリンの簡易測定法について、加茂市の新潟県食品研究センターで半日研修を受けました。
本学からはアグリコース3年生吉永実記さんと引率の伊藤崇浩講師が参加しました。
同センターの奥原宏明様に、農家が実施できるように簡便化された試料調整法を教えて頂き、本学でもペオニフロリンの簡易測定が可能になりました!

新潟県では、この技術を用いてシャクヤク生産者が収穫物の品質を的確に把握することにより、栽培契約元の製薬会社と対等な立場で価格交渉に臨めるようになると期待されています!

入学当初より薬用作物に興味を持ち、昨年から佐藤豊三教授の指導の下、学内でその試験栽培も始めた吉永さんは、「植物が人の病気を治す薬になることを知ってから薬用作物に興味をもっていました。いつか植物内の薬効成分の測定が出来るようになりたい!と思っていたため、在学中に簡易法ながら測定できてとても嬉しかったです。このように貴重な機会を頂けたことを関係の方々に感謝申し上げます。大学に持ち帰ってからも先生方の指導のもと測定していくうちにまた新たな発見があったので、今後もスキマ時間に取り組みたいと思います。
また、私だけでなく下の学年にも教えることで継続的に新潟の薬用作物の研究に貢献できたらと思います。個人的にはシャクヤクをすりおろす工程と1分間シェイク工程で腕が筋肉痛になりかけたので、1番の問題は腕力だなと痛感しました。(笑)」と話してくれました。

これに対し「筋肉痛になっても、消炎・鎮痛・抗けいれん作用のある芍薬(しゃくやく)を処方してもらえば大丈夫。」と佐藤教授のフォローがありました。

 

本学では学内の学びにとどまらず、学外で地域や企業と連携しながら実践的な学びができます!
NAFUマガジンでは引き続き学生達の学びの様子をお届けします!


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