食農大の日常
【授業紹介】インターンシップⅠ(胎内市・新発田市)を実施しました
1年生のキャリア科目「インターンシップⅠ」では、新潟市と新発田市・胎内市にて企業見学を行います。
学生たちは事前に企業調べや当日の質問内容の検討などの準備を進め、当日に臨みました。
10月7日(土)、新発田市・胎内市の企業見学が実施されました
1社目は、「片山のにんにく」でにんにくを使った独自の漬物を作り、全国的にもブランド化されている片山食品株式会社へ訪問。最初に、にんにくを扱うようになった歴史をパンフレットを使いながら学びました。ゼロから新しい商品をつくることも大事だが、お客様に新しい食べ方の提案をすることも大事であるということを強調されていました。また、漬物の製造過程の一部も見学でき、学生たちは一連の製造工程を興味深く観察し、活発な質疑応答がなされました。
その後、三班に分かれて、新潟製粉株式会社、水澤園芸、道の駅加治川に訪問しました。
新潟県が開発した特殊な製粉技術で、米粉を製造している新潟製粉会社では、スライドと動画を使って、米の消費についての説明からはじまり、製造技術の解説、そして米粉を使った商品の紹介がなされました。厳重な衛生管理の下、製造されているので、製造工場を直接見ることはできませんでしたが、動画にて分かりやすく製造工程を学ぶことができました。
続いて、胎内市でチューリップ球根や花を栽培している水澤園芸さんを訪ねました。水澤園芸さんでは米や野菜を作らず、観賞用の切り花とチューリップの球根といった花き栽培で経営されている農家です。9棟のハウスを使って、常に切り花や球根を生産し、収入を確保している工夫を教えて頂きました。中でもケイトウという花の生産量は県内一とのこと。コロナ禍でお花を使う機会が減ったとみられますが、実は個人でお花を買う人が増えて売り上げ自体も順調であるということでした。そういった状況を作り出すのも、従事されている方の工夫の賜物であることを知った訪問でした。
次に訪問した「道の駅加治川」では駅長さんと副駅長さんによってバスの車内で説明を受けました。といいますのも、当日、道の駅加治川では「イチジク祭り」が開催されて、道の駅内は大混雑。説明する場所の確保が難しいため、バスの車内にて説明を受けました。
説明では道の駅が果たす3つの機能(休憩機能、情報発信機能、地域連携機能)から始まり、道の駅加治川のコンセプト(加治川ピクニック)、そして運営方法についてなされました。
説明を受けた後、自由行動で、学生の皆さんはお土産としてオリジナル商品などを手に取り、楽しい時間を過ごしました。
大学の近隣にて、食と農業に関わる企業や携わっている方々に触れ合うことができた有意義な時間でした。
ご協力いただきました企業様、大変ありがとうございました。参加した学生にとって、今後の学びに繋がる有意義な時間となりました。