教育研究情報
一般社団法人日本菌学会第69回大会にて、フードコース4年生澤口楓香さん(佐藤根ゼミ)が発表を行いました!

2025年5月16日(金) ~ 5月18日(日)千葉大学西千葉キャンパス(千葉県)で開催された、第69回日本菌学会大会において、本学フードコース4年生の澤口楓香さん・小橋有輝助教・佐藤根妃奈講師らの研究グループが発表を行いました。
本学では、2020年に渡邉剛志教授・小熊哲哉教授・栗林喬講師が、胎内市の名所「はまなすの丘」のハマナスより酵母(サッカロマイセス・セレビシエ)の分離に成功しています。このサッカロマイセス・セレビシエは、お酒やパンなどの発酵食品の製造に適した酵母です。そこで本研究グループでは「はまなすの丘」より分離された酵母の特徴と、自然界酵母をより効率的に分離する新たな方法について発表を行いました。
自然界のサッカロマイセス・セレビシエを分離する際に、類似した特徴を持つものの食品製造にはほとんど用いられることのない、サッカロマイセス・パラドキサスが一緒に単離されることがあり、これらを区別することに手間と時間が必要でした。本研究では、分子生物学的手法を取り入れることによって、より手軽にサッカロマイセス・セレビシエのスクリーニングが可能になったことも発表しました。この新しい手法によって、醸造産業のさらなる活性化が期待できます。
研究成果の公表等
本研究成果は,2025年5月18日に、第69回日本菌学会大会で口頭発表を行いました。
「胎内市「はまなすの丘」からのハマナス由来酵母の単離と清酒製造への実用化」
澤口楓香、小橋有輝、栗林喬、小熊哲哉、渡邉剛志、佐藤根妃奈