ハウス

病名:トマト灰色かび病
宿主名:トマト【学名:Solanum lycopersicum L.
病原菌名: Botrytis cinerea
発生場所: ハウス
発生時期: 一年中
病徴:葉に褐色で輪紋状の病斑を形成する。果実に感染すると枯死・腐敗する。病斑上に灰白色の菌叢を形成する。
形態:分生子と分生子柄は無色。分生子の大きさは長径11―15.5 µm、短径8―11.5 µm。
まめちしき:トマトの灰色かび病は減収率が高く、特に施設栽培における重要病害として知られています。本学のトマトハウス内でも最も頻繁に見られる病害です。湿度が高いと発生しやすいため、ハウス内の換気が不十分だと多発します。
肉眼でも分生子をはっきり視認することができるため、比較的発見しやすい病害です(図1)。筆者はまだ観察できていませんが、Botrytis cinerea の侵入によって果実にゴーストスポットと呼ばれる白い輪状のしみのような病斑が表れることがあるそうです。こうなった果実は食べられるようですが、商品としての見た目は悪くなってしまいます。
顕微鏡観察する際は、セロハンテープを用いてプレパラートを作成するとお手軽です(参考:ブドウべと病の紹介ページ)。


(図1)圃場で観察した罹病葉


(図2)分生子柄と分生子


(図3)葉上の分生子