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【授業紹介】安田温泉ゆたからサーモンの地域資源展開の提案活動<食産業ビジネス演習Ⅱ>

本学ビジネスコースの3年生が、1月25日(月)「安田温泉やすらぎ(新潟県阿賀野市)」にて『ゆたからサーモンプロジェクト報告会』を行いました。
当日は地元企業の方々や、報道機関の方等をお招きし、「食産業ビジネス演習Ⅱ」で行っていた「ゆたからサーモン」のフィールドワークの成果報告を行いました。

ゆたからサーモンとは??


→「温泉地(安田温泉)で育ったサーモンを「湯」の「宝」と書いて「ゆたからサーモン」 地域が豊かになればとの思いを込めて、名付けました。透明感のあるサーモンピンクが美しく、ほどよい脂ともちもちの食感が特徴です。」(HPから引用 https://shop.ng-life.jp/yasudaonsen/0485-001/

 

学生は、このゆたからサーモンのブランド醸成と阿賀野市の地域活性化を目標に、阿賀野市役所のヒアリング結果や、外部・内部環境・市場調査の分析等を通じて自分たちで考えた実践的な3つの提案を行いました。

■地域の資源を活かした6つのコラボ企画

ゆたからサーモンと阿賀野市の特色ある産物を組み合わせ、地域活性化を目指す提案です。サーモンと養鶏場、サーモンと醤油、サーモンとチーズ…など大学生ならではのアイディアでした。また、ただアイディアを発表するだけではなく、商品の価格・販売方法・販売場所などの具体的な実践プランも提示。ビジネスコースならではの視点からアプローチしました。

 

■販路拡大戦略のキーアイテムの提案【弁当の開発】

販売促進、販路拡大の視点から「弁当」開発・販売の提案です。弁当という形にした面白みのある商品の販売をすることで、その弁当が安田温泉の宣伝となり、ゆたからサーモンを幅広く知ってもらうために実際に食べてもらえる機会をつくるという内容です。学生がいくつか行った分析からターゲットの設定や、原価の計算、売り上げ予想までを提案しました。

 

■情報発信力の強化【マーケティング・コミュニケーション】

みんなで育てるブランド創出と広告宣伝によるブランドの発信という提案です。具体的には、ゆたからサーモンの認知度を向上させるために情報発信力を強化し、ブランドの醸成を行っていくという内容です。学生はホームページに着目し、具体的な対策をさまざまな分析を実施しながら提案していきました。また、若者を取り込むために動画作成を行い、鮭の習性と若者の里帰りを照らし合わせた学生ならではのユニークなアイディアを発表しました。

 

 

この3つの提案は、ゆたからサーモンが広く認知され、ゆたからサーモンを通じて阿賀野市が活性化すること、さらにゆたからサーモンが阿賀野市を代表するブランド品となり、阿賀野市を訪れるきっかけになってもらうことを目的に行いました。授業の一環としてではありますが、学生は本学で学んだことを活かし本気で実現させようとする姿勢が伝わりました。

 

 

発表終了後の質疑応答では、地域の方々からより現実的なプランにしていくための意見やビジネスパーソンとしての厳しいご意見も頂戴しながら、学生の提案にアドバイスをしてくださいました。質問を受け学生は、「今回の活動は新型コロナウイルスの影響で思うように活動ができない時期もあったが、このような状況でも大学で学んできたことを活かして提案する機会がいただけて良かった。いただいた意見を今後の糧にし、4年生の卒業研究にも活かしていきたい。」と話しました。

 

 


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