食農大の日常
【卒業研究紹介】村上緑茶とハーブのオリジナルブレンド茶の官能評価を行いました!
現在、本学では1期生が卒業研究を進めており、朝から実験室で実験を行っている様子やゼミ室でデータをまとめている様子がうかがえます。
今回はフードコース 教授 横向慶子先生の指導のもとで、「村上緑茶とハーブのオリジナルブレンド茶」をテーマに取り組んでいる卒業研究をご紹介!
本研究では県内で有名な「北限のお茶」村上茶を使用し、男女ともに飲みやすくリラックスできるようなお茶を目指すため、村上緑茶とハーブのオリジナルブレンドを研究しています。
6月には村上にある冨士美園様に見学に行き、知識を深めました。
そして卒業研究の仕上げに向けて、11月19日(金)と26日(金)の2日程で試飲会を行い、官能評価を実施しました。
新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、19日(金)はハーブティーの官能評価、26日(金)はハーブティーの官能評価にて評価の高いハーブ数種類を選び、村上緑茶とブレンドした緑茶ハーブティーの官能評価を行いました。
パネリストは在学生、教職員の中から希望者を募り、計21名の方に参加してもらいました。
官能評価の方法は一人一人回答用紙をQRコードで読み取り、スマホに回答してもらいました。
まずは研究に取り組む学生から研究の概要と官能評価の方法について説明。
今回緑茶ハーブティーに使用したハーブはレモングラス、カモミール、アップルピール、リンデン、レモンピール、レモンバームの6種類。
それらを決められた量で村上緑茶とブレンドし、5種類のサンプルを飲んでもらいました。
↑お湯を注いだ後、アルミホイルで蓋をし、一定時間おいて抽出します。
10度異なるとお茶の甘味や旨みが全く違ってくるので、抽出温度に気を使います。
↑抽出したものを一人90mlに分け、配布
↑5種類のブレンド茶。色の違いがはっきりと分かりますね。
パネリストはにおいや色、味をじっくり観察し、官能評価を行っていました。
参加した学生からは「冷めたらおいしく飲めるものもありそう」「ご飯と合うと感じたものやそうでないものやはっきりと味の違いが分かった」「緑茶の渋みが消えると多くの人が飲みやすいのではないか」などといった感想が聞かれました!
官能評価の結果が楽しみですね!
そして、本研究は現在フードコースに所属する3年生の学生が来年度取り組む卒業研究として引き継がれることが決まっています。
年度を越えての研究、オリジナルブレンドティーの完成が楽しみですね!