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食品に関するリスクコミュニケーション公開セミナーにて 長島 裕二 教授が講演しました

食品に関するリスクコミュニケーション公開セミナーは日本食品衛生学会、日本食品衛生協会、厚生労働省が主催しており、食品衛生に関する研究の連絡、提携及び促進をはかり、あわせて研究結果の普及を行うことにより学術・文化の発展に寄与することを目的としたセミナーです。

日本食品衛生学会:http://shokuhineisei.or.jp/

2022年2月18日に開催された西日本ブロック対象の本セミナーに於いて、本学フードコース 長島 裕二 教授が「マリントキシンについて -フグ毒に関する最近の話題-」と題してオンラインでご講演しました。

講演では、フグ毒の最近のトピックスを紹介しながら、クイズを交えつつフグ毒に関する基礎知識を説明。さらに長島教授が取り組んでいる「フグがフグ毒を体内に取り込み、蓄積する経路」などいまだに謎の多いフグ毒の毒化メカニズムについて解説しました。現行のフグ食用ガイドラインでは、無毒ではあるが食用規制されている種類のフグもあり、未利用資源の活用につながる講演内容でした。

フグの毒化メカニズムが明らかにされ、毒のないフグを安心して食べられる日が訪れることを期待したいですね。

 


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