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【卒業研究報告】本学学生の卒業研究「シードルの飲用最適温度と料理の相性」についてオンライン報告会を実施

2月24日(木) 「新発田市食の循環によるまちづくりモデル地区推進事業」実行委員会(ABODE菅谷、高橋農園)の皆さんオンライン報告

新発田市の菅谷地区で取り組む「新発田市食の循環によるまちづくりモデル地区推進事業」実行委員会の皆さんに、2021年度新潟食料農業大学フードコース4年生の井田莉瑚さんの卒業研究「シードルの飲用最適温度と料理との相性」について、2月24日にオンラインで報告しました。

なお、指導教官の横向慶子教授が「新発田市食の循環によるまちづくりモデル地区推進事業」実行委員会の委員として参加しており、ABODE菅谷、高橋農園の皆さんに報告を行いました。

なお、詳しい内容は研究結果が未発表のため、本記事では概要について紹介します。

昨年2月に新発田市二階堂馨市長の会見で紹介された菅谷りんごを使ったお酒「アップルシードル」の下記小瓶サンプルを60本提供いただき、卒業研究に使いました。こちらのラベルは2020年の試作品アップルシードルです。

新発田シードルの特徴として、甘口、辛口ともに「柑橘の香り」「リンゴの香り」が感じられること、甘口は外観に「赤みがある」味は「舌に残る後味」、辛口は外観に「赤み」はなく、「渋い味」が特徴でした。

温度に関しては、辛口が15℃、甘口は10℃が最も好まれ、「まろやかである」ことが好まれる傾向であること、料理との相性は、ソーセージ、ミートソース、フレンチドレッシングとの相性が良く、フルーツは甘口と相性が良かったなどの、特徴を報告し、食中酒としての可能性を提案させていただきました。

 

食の循環プロジェクトの皆さんからは「素晴らしい研究に仕上げてくださって嬉しい」「ぜひ学生さんと一緒にシードルで乾杯したい」「こんなに細かく研究してくださっていて驚いた」という感想が聞かれました。

最初の画面の写真は、2021年のリンゴを使った作った商品になります。これは新発田市のふるさと納税返礼品にも取り上げていただき、研究調査結果が生かされて、とっても美味しくできています。下記リンクから購入することができます。

ふるさと納税サイト

ABODEすがたに ふるさとウェブショップ

3月9日(水)、新発田市役所みらい創造課と新潟県新発田地域振興局の皆さんにオンライン報告

新発田市の菅谷地区で取り組む「新発田市食の循環によるまちづくりモデル地区推進事業」実行委員会の皆さんに、2021年度新潟食料農業大学フードコース4年生の井田莉瑚さんの卒業研究「シードルの飲用最適温度と料理との相性」について、2月24日報告しましたが、追加で3月9日、新発田市役所みらい創造課、新潟県新発田地域振興局の皆さんに、報告しました。

 動画で報告後、活発な質疑応答が行われました。今後の方向性や販売アピールの方法などの話に展開していきました。
「他のシードルと料理との相性研究のデータはないか」「ラベルやパッケージに特徴を記載したりする方がよいか」「新発田市と新潟食料農業大学との包括連携で、記念すべき卒業生第1期生の卒業研究に取り上げてもらったことは素晴らしい。」「今後このような研究結果を生かして、これからのシードル作りにさらに生かせるのではないか」などのコメントもいただきました。
新発田市発(初)のシードルが多くの人に知っていただける機会を作れるように、また、大学としてもいろいろな場面で協力していきたいと締めくくりました。

 

<関連WEB記事>

■「新潟県新発田市の二階堂馨市長が定例会見」
食の循環によるまちづくりモデル地区「アップルシードル試作品完成」

■【新発田】地域づくりサポートチーム活動報告(令和3年度)
菅谷地区について紹介・活動報告


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