社会連携活動
【社会連携活動】ろくすけ豆 納豆加工プロジェクト
本学6次産業化クラブでは、枝豆“ろくすけ豆”の栽培を行っており、昨年より新潟市北区にある社会福祉法人 とよさか福祉会 豊栄福祉交流センター クローバー歩みの家 様と協力し、納豆に加工し販売するプロジェクトが進行中です。
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1/18(水)に、6次産業化クラブのメンバーがクローバー様を訪問し、クローバー様が製造している「クローバー納豆」の製造施設などの視察や、今後のろくすけ豆納豆製造についての意見交換を行いました。
ろくすけ豆納豆は、「新潟の豆・藁・米を使用したオール新潟産の納豆を製造したい!」というクラブメンバーの想いから始まったプロジェクトです。昨年末には藁苞を使用した納豆を試作し、試食会も行いました。
しかし、藁苞納豆を製品化するには製造方法や場所、安全性など多くの課題があります。そこで、一般的に販売されているパック納豆でろくすけ豆納豆を試作してみようと、クローバー様ご協力のもと今回の製造・試食に至りました。
当日はまずクローバー様の納豆製造施設を見学させていただき、納豆製造についての具体的な方法や発酵設備、包装工程などを説明していただきました。学生たちは一生懸命メモを取り、今後の納豆販売へ向けた知識を学んでいました。
また、クローバー様は納豆製造以外にもさまざまな活動を行っており、利用者の方々の作業現場や作品なども見学をさせていただきました。
続いては、クローバー様に試作していただいたろくすけ豆パック納豆の試食です。先月試食した藁苞納豆との違いや味・風味について以下のようなさまざまな意見が出ました。
「食感は柔らかく、豆の皮が残る印象…」
「豆の実と皮のバランスが絶妙に良い」
「普段食べている納豆と違う独特な香りがする」など、
好みで意見が分かれている様子でした。なお、今回は炊き時間を短めに設定し製造しましたが、ろくすけ豆の特徴なのか豆は柔らかくなったそうです。
試食後は、いよいよ商品化へ向けた意見交換です。主に「今回のろくすけ豆納豆のゴールはどうするか」について話し合われました。製品化にあたり、ろくすけ豆納豆のさまざまな課題が浮き彫りになります。
・ろくすけ豆の選別に非常に労力がかかり、これを人の手で行うのか?それとも機械を導入するのか?
・藁苞の殺菌方法は?
・安全管理はどうする?
・製造場所は?
・ろくすけ豆納豆に合うタレ・からしは?
…など、プロジェクト始動当初の「新潟の豆・藁・米を使用したオール新潟産の納豆を製造したい!」という想いは叶えたいものの、そこには多くの乗り越えなければならない壁が存在します。そこで今回は、「まずはろくすけ豆納豆製品化!」を目標にパック納豆の販売を目指し進めていくこととなりました。今後は製品化に向けてより具体的な話し合いを行い活動していく予定です。もちろん、藁苞を使用したオール新潟産納豆の製造も模索していく予定です!
今後の6次産業クラブ「納豆加工プロジェクト」にご期待ください!
ご協力いただきましたクローバー様、ありがとうございました。
社会福祉法人 とよさか福祉会 豊栄福祉交流センター クローバー