谷村 瑛基
愛媛県 宇和島東高校出身
2025年４月に入学した、谷村 瑛基さん。愛媛県宇和島市出身でふるさとの魅力を共創し、関係人口を増やし将来の世代までつなげていきたいという想いから『ブーメランカレッジ』という学生団体のメンバーとして活動に取り組んでいます。
今回は谷村さんにブーメランカレッジの活動についてインタビューしました！
【ブーメランカレッジについて】
Ｑ１.ブーメランカレッジとはどんな活動ですか？
代表、副代表のメンバーが宇和島圏域出身で、大学進学で若い世代がふるさとからいなくなり、高齢化が進むという現状を見て、地域を変えて、関係人口を増やしふるさとを未来につなげていきたいということで、高校の同級生が立ち上げた団体になります。
宇和島市には宇和島城があったり海産物もあったりするのですが、それでも観光客が来ないので、まずはそこを変えていきたいと思っています。
そこでまず大きな活動として、８月に「わたしとふるさとゼミ」というゼミ合宿を開催します。
これは宇和島圏域に在住の中高生向けで、様々なレクリエーションを通してふるさとの魅力を知ってもらうことを目的にしています。合宿という形で一緒に過ごす時間を増やして密度を濃くすることで、より絆も生まれますし、ふるさとへの想いも繋がるのかなと思っています。そして彼らが大学生になって地元を離れるときに地元との繋がりを作るというのが最終的な目標です。彼らにとって憧れの存在になり、さらに自分自身の人として、大学生としての質も高めていけたらいいなと思っております。
活動に参加したきっかけは？もともと地域を良くしたい、という想いはありました？
もともと想いはあって、代表・副代表の2人の想いに感化されて参加しました。それで輪が広がって、地域への想いがあるメンバーが集まりました。
チームでの役割は？
高校では商業科に通っていたので、そこで学んだ知識を活かしてお金の計算とか会計などの係として役割を担っています。
これからゼミ合宿をしたり、ＥＣサイトを立ち上げたりしたりするので、収支計算などをしていくつもりです。
活動資金はクラウドファンディングで集めているそうですね？
活動の中でやはり資金集めが苦労しています。そこでクラウドファンディングに取り組んでいます。目標額は200万円で多くの方にご支援いただいています。将来的には法人化も視野に入れているので頑張っていきたいです。
今後の目標を教えてください。
実家もその周りも農家が多く、その後継者がいないのでお年寄りが農業に従事するという現状があります。実家も高齢化に伴い、ミカン畑を縮小していて、このままでは廃れてしまうと思ったので、中高生をはじめ、若い世代を通じて活性化していけたらいいなと思っています。
他のメンバーもそれぞれ歴史を学んでいる人、福祉を学んでいる人など、分野が違うので、それぞれの分野から頑張りたいです。
他にやりたいこととして、現存天守の１つである宇和島城の常駐ガイドをつけたいと思っています。副代表が歴史を学んでいるので、今回のゼミ合宿を通して、高校生がガイドをできるようになるといいなと思います。
また、福祉の面では、「みんなの食堂」として大人も子供も同じ空間で過ごせるタイプのものに取り組んでいきたいと思っています。
農業や食の分野では、やりたいことはありますか？
今自分の中で考えていることとして、高齢化になると農家さんの活動範囲が狭くなってしまうので、そういうところを手助けしたいなと思っています。例えば、高齢の農家さんから畑を借りて、利益の何％かを農家さんに還元させる、みたいな循環をつくっていきたいです。
ただ、いきなり農家さんに頼む、とかは良くないと思っているので、そのためにはまず自分が畑をやって、将来的にそういう仕組みを作っていきたいです。
【大学での学び・生活について】
Ｑ.大学に入ったきっかけは？
兄の影響で陸上を始めて、高２年生から競歩に取り組んでいました。そこで高校の大会で陸上競技部の鈴木コーチにお会いして入学しました。
Ｑ.印象に残っている授業は？
環境科学概論が一番面白いです。実家が農家なので授業の内容で分かることも多いですが、知らないこともたくさんあって知識を増やせるので楽しいです。
２年次以降の希望のコースは？
ビジネスコースに進んで、地域づくり、地域創生を学んで、ブーメランカレッジに活かしていきたいです。宇和島市は１次産業が盛んで、それが軸になってくると思うので、そこを発展させていけるように学んでいきたいです。
Ｑ.大学の授業に部活、ブーメランカレッジ、、、、忙しい毎日を両立させる工夫は？
しっかりメリハリをつけて過ごすようにしています。全部を曖昧にしてしまうと、つらくなってしまうので、休む時はしっかり休む。食べることも好きなので、ごはんもしっかりたべて、体の疲労がたまらないようにしています。
Ｑ.将来の夢を教えてください。
競歩も続けたいのでそこはしっかり両立していきたいです。また、社会に出て社会経験を積むことも大事だと思っているので会社に就職して競歩を続けて、地元に戻るのも良いのかなと思っております。
Ｑ.最後に高校生へのメッセージをお願いします。
大学生になったら、自分で自由に好きなことできる時間が増えるので、自分がやりたいことをまずやってみるっていうのか大事かなと思います。 授業があったり自由に使えるお金が少なかったりなど、大変なこともあると思うんですが、自分でメリハリつけてやりたいことはしっかりやるっていうのは一番大事かなと思います。
谷村さんの“ふるさとを良くしたい”という強く熱い想いをうかがうことができました。
本学には学業、部活、地域連携活動など、様々な場面で多くの学生が活躍しています！
今後も学生の活躍の様子を発信していきますので、お楽しみに！
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