ビジネスコース





学びのポイント

01 ビジネスの力で社会を変える力を磨く

あらゆる「食」のコンテンツに新たな価値を見出して、企業の成長や地域の活性化に貢献していく力を伸ばしていきます。激しい競争に勝つためのAIやIoTなど最新技術を視野に入れた戦略を考えます。
※IoT…あらゆるものをインターネットでつなぐ仕組み

02 企業・機関と連携した実践型の教育・研究

新潟キャンパスを拠点に、多様な企業・機関と連携して、地域資源を活かしたブランディングやグローバル展開を推進していく教育・研究プログラムを行います。




カリキュラム





資格・検定

取得可能資格

危険物取扱者(国家資格)


石油など引火性や発火性のある化学製品を取り扱うために必須の国家資格で、食品メーカーでの研究・開発や化学製品を使用した研究などを行う際に活用できる資格です。本学では、すべての危険物を扱うことができる“甲種”の受験資格を取得することができ、授業で学んだことをもとに、危険物取扱者甲種試験を受験することができます。
補足事項:受験に必要な科目の単位を修得することで、受験が可能となります。

食の6次産業化プロデューサー


生産(1次産業)、加工(2次産業)、流通・販売・サービス(3次産業)の一体化や連携により、地域の農林水産物を活用した加工品の開発、消費者への直接販売、レストランの展開など、食分野で新たなビジネスを創出するための職能レベルを認定します。国が取得を推奨している「国家戦略・プロフェッショナル検定」の一つです。資格を活かし、食料産業分野での活躍や起業、コンサルタントとしての将来を切り拓くこともできます。
補足事項:所定科目の単位を修得し、レベル判定申請をすることで認定されます。




検定サポート

ビジネス実務法務3級

企業ビジネスや経済活動に関係する法律の知識、 コンプライアンス能力などを問う実務的な法律知識を認定する資格です。

リテールマーケティング3級

販売・接客技術をはじめとして、販売促進に向けた企画立案や在庫管理、マーケティング、店舗の管理など幅広い実践的な知識が身につきます。 流通・小売業はもちろんのこと業態を問わず、顧客満足度を高めるノウハウを習得できます。




授業紹介

01 まちづくり計画論


全国には元気を失っている地域がたくさんあります。そこで、市街地、商店街、集落等が抱えている課題を解決するために、食、歴史・文化、観光資源等を活かして、人々を引き寄せる魅力的な場所や活動を生み出すための「まちづくり」について学びます。

02 農業ビジネス論


農業を成長させていく為にはビジネスの考え方が不可欠です。経営学の知識を基本に水田、野菜、果樹、畜産、酪農の各分野を例に、農業ビジネスを成長・発展させるために求められるマーケットインの考え方、輸出や海外生産を視野に入れた新たな市場拡大、他産業とのネットワークの構築の具体的な手法を学びます。




03 商品企画・開発論


見せ方(コンセプト)、売り方(マーケティング)、進め方(マネジメント)の知識を学び、商品アイディアの発想、そのアイディアを各種分析からコンセプト抽出に導く力を磨き、商品企画書を起案できるようにします。

04 マーケチングリサーチ


市場調査(マーケティングリサーチ)はビジネスの戦略策定をデータから裏付けるためにとても重要です。市場調査を科学的に行うための基礎知識、分析、表現方法を学びます。事業企画、商品開発、混み湯にケーションとリサーチがどのように関わっているかについて具体例をもとに学びます。




TOPICS

6次産業化が地域にもたらす意義をゼミ活動を通じて学ぶ


ビジネスコースでは3年生からゼミ活動が始まります。先進的な農業ビジネスについて研究をおこなう青山ゼミは、6次産業化を通じた地域活性化をテーマに、新潟市内でマルシェや農家カフェなどを営むそら野テラス(新潟市西蒲区)を訪ねました。経営陣にヒアリングをおこない、地域に人を呼び込む手法、事業として成立させるための要件など幅広い知識を学びました。鈴木ゼミでは、関係人口の増加を目指して実施された山形県西川町の温泉ガストロノミーに参加しました。地域資源を活用したビジョン策定や町ぐるみで推進していく戦略を学びました。




Student's Voice


簿記・会計学演習

ビジネスコースの必修科目である簿記・会計学演習では、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の作り方と仕組みを学習することで、企業の経営判断を行うことができる力を身につけられます。簿記・会計の知識を身に着けることができ、実際の企業の決算報告書を用いて分析を行い、企業ごとの経営方針や資産の運用方法、Excelを活用したグラフ作成など、企業を客観的に分析する力がつきました。企業を分析できる力は今後就職活動や就職後にも非常に役立つものだと感じました。

食料産業学科2年 ビジネスコース
山口 侑弥
宮城県:東北学院榴ケ岡高等学校出身

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教員紹介

コース長


高力 美由紀

Miyuki Koriki

ビジネスコース長 教授

学位 国際学修士 広島大学 1989年取得
専門分野 フード&フードサービスビジネス、流通、マーケティング
研究テーマ
  • フードビジネスにおける顧客価値創造
  • 地域の食資源の活用と農商工連携
  • フードビジネスにおける新しいコミュニティ形成
  • 外食産業、中食産業の歴史と構造変化
専門・研究の分野

教授・講師陣

本学は、食・農・ビジネスの各分野で教育・研究実績豊富な教員に加え、大手食品メーカーや大手企業での実務経験豊富な教員が複数名在籍しており、実社会に活かせる実践的な知識・技術を身につけることができます。








卒業後の進路

農業関連企業、食品メーカー、サービス業、卸売・小売行業などでの企画・営業、バイヤーなど

主な就職・進学先

食品関連

日東アリマン株式会社/日本ホワイトファーム新潟株式会社

農業関連

生活協同組合コープながの/岩村養鶏株式会社/株式会社新潟クボタ

卸売・小売

アクシアル リテイリング株式会社/服部珈琲フーズ株式会社/新潟中央青果株式会社/株式会社コメリ/株式会社ウオロク/株式会社クスリのアオキ/株式会社マルエツ/株式会社ロック・フィールド

サービス

JR東日本新潟シティクリエイト株式会社/新潟空港ビルディング株式会社

金融・保険

協栄信用組合/益茂証券株式会社/会津信用金庫

その他

アルピコ交通株式会社/越後天然ガス株式会社/株式会社カネコ商会/新発田ガス株式会社/高野ガス株式会社/大森電子株式会社/株式会社Cuon/株式会社クーネルワーク/株式会社日本アシスト/三菱製鋼株式会社

大学院進学

新潟食料農業大学大学院/事業創造大学院大学 他








卒業研究紹介

集落営農法人の設立目的と長所


ビジネスコース
手代木 聡太
(福島県:喜多方高等学校出身)

研究内容・目的

元々農家が組織を作って集落や農地を維持していく活動に興味を持っていたため、このテーマを選びました。私の実家も米農家で、人口減少や後継者問題などについては祖父母や両親からある程度のことは聞いていましたが、研究を行う中で、多くの先行研究をまとめたり、実際に出向いて聞き取り調査をし、集落営農法人の長所や特徴などをより深く学ぶことができました。卒業後は地元に戻るので、いずれ米農家を継いだ際に卒業研究で学んだことを活かしていきたいと考えています。

PICKUP授業

ビジネスプランニング
自分たちが事業を始めるとしたら?と想定し事業計画などを作るという授業では、専門家の方々からの指導や意見を伺いつつ必要なことを調べ上げ自分たちで計画を組み立て形にしていくという過程が卒業研究を行う上で経験が活かされたと思います。また、授業だけではなく大学で開かれる講演会などに積極的に参加し、自分の興味を深掘りしていったことも役立ったと感じています。

後輩へのメッセージ


食や農は私たちにとって身近ながらも色んな視点で深掘りができる、興味関心が尽きない分野だと私は感じています。ちょっとでも興味のある人にはぜひ自分の手や目や耳で感じ、学んでいってもらえたら嬉しいです。



農産物ECサイトを利用する農業者の情報提示能力と特徴について


ビジネスコース
蒲生 晴紀
(福島県:須賀川桐陽高等学校)

研究内容・目的 

様々な物がEC市場で売買されて年々増加している中、コロナ禍の影響で農家のEC市場の進出がもっと多くなりました。急激に増えた事で商品の競走が高まり、売れる人売れない人の差が出てきています。そこで、私はEC市場ならではの農家の特徴、傾向があるのだと考え、有名産直サイトを対象に調査を行いました。
「ネット販売すれば売れるのではないか」と言う考えを持っている農家は少なからずいると思います。ただEC市場に商品を出品して終わりでは無く、どうやったら売れるのか、なぜ売れないのか、消費者は何を求めているのか、様々な視点を見てネットマーケティングの構築を出来るようになっていければと思いこの研究を行いました。

PICKUP授業

マーケティング論
この講義では売り手側の視点での4P分析をして特徴や傾向をデータから読み取り、分析を行いました。
どのような発信や表示をすると、適切なターゲットに顧客が自然と買いたくなる仕組みが作れるのか?ということを考え、顧客の求めるニーズを正しく読みとり、そのニーズを満たす商品やサービスを提供できる理想の状態はどのようなことなのかを考える過程は今回の研究にも大いに役に立ちました。

後輩へのメッセージ


食の分野はとても広く、食材の栽培や加工、栄養学、食品科学、食品ビジネスなど、さまざまな領域があります。自分の興味がどの分野に向いているかを見つけ、専門的な知識を深めていくと、将来より多くの可能性が広がると思います。




食料産業学科 その他のコース

コース配属後も、他のコースの講義科目を履修することが可能です。共通課程とあわせて「食」「農」「ビジネス」の総合的な理解を深めることができます。