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【自転車競技部】全日本学生RCS第4戦白馬クリテリウムラウンド出場

7月29日、30日長野県白馬村を会場にRCS(全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ)第4戦 第17回白馬クリテリウムラウンドが開催され、8名が出場しました。

クラス3の選手にとっては、インカレ出場権を得るための最後のレースです。

1日目がテンポレース方式、2日目がロードレース方式のレースです。

テンポレースは最終ゴールを含む最後の5周回における1位通過選手に1点を与えられ、その合計得点によって勝敗が決まります。同点の場合は最終周のゴール順が順位になります。

ロードレース方式では、ゴール着順がそのまま順位になります。

 

1日目のレースは12時スタート。最も暑い時間帯です。多くの選手が猛暑に苦しみました。NAFUチームは幸いにも全員元気でしたが、レース中に熱中症でリタイアする選手も出るほどでした。高速走行で汗が蒸発しやすく皮膚温度は上がりにくい自転車競技では珍しいことです。

第1コーナーを立ち上がる多田翔飛選手

切れ良く加速する福島唯暉選手

 

NAFUチームでは、DNF(未完走)の選手もいましたが、3名の入賞者を出すことができました。

集団の中で積極的な走りをした多田翔飛選手と安定した走りをした福島唯暉選手が入賞しました。

集団から飛び出す梅津飛羽選手

 

梅津飛羽選手はレース中盤に逃げを打った皇學館大学の選手を追って、何度も集団から飛び出しましたが、追いつくことはできません。大差をつけたまま皇學館大学の選手がゴール。集団からは、最終コーナーで脚を溜めていた明星大学の選手が飛び出し、梅津選手がそのすぐ後ろに付きます。ゴール直前で横に飛び出して加速しましたが、惜しくも届かず3位でした。インカレ出場資格の昇格は2位までですので、悔しい表彰台です。

集団で走る空木拓海選手

淡々と走る秋定優希選手

周回を重ねる相原匡兵選手

前を追う前橋佳太選手

スタートを待つ酒井選手

【1日目テンポレースの結果です】

クラス3A

多田翔飛(食料産業学部1年) 7位入賞

空木拓海 (同3年)  DNF

 

クラス3B

梅津飛羽(同1年) 3位入賞

秋定 優希 (同1年)  DNF

 

クラス3C

相原 匡兵  (同2年) DNF

 

クラス3D

福島 唯暉  (同3年) 8位入賞

前橋 佳太  (同2年) DNF

 

クラス2B

酒井 章剛  (同3年)  DNF

 

2日目のロードレースは8時スタートでした。標高700mの白馬村の朝とは思えない暑さです。

先頭集団内の福島唯暉選手(右)と空木拓海選手

 

福島唯暉選手は常に先頭集団の上位に位置し、空木拓海選手と二人で先頭を引くなど積極的なレースを展開し、5位入賞を果たしました。福島選手は1日目の8位と2日続けての入賞でした。福島選手のこれまでの最高順位更新です。集団内での位置取りの的確さと安定した走りなどを確実に身につけており、今後が期待されます。

多田翔飛選手

 

梅津飛羽選手は、何度も集団から飛び出し、連携して逃げを打つ選手を誘いました。しかし、梅津選手に追いつこうとする選手は集団を振りちぎるほどの加速の切れはなく、結果として集団を連れて梅津選手に追いつく形になってしまいます。これの繰り返しによって梅津選手の脚は消耗。

ゴール2つ前のコーナーで飛び出した日本大学の選手を梅津選手と関西大学の選手が追います。最終スプリント。同タイムながら、写真判定の結果数cmの差で3位。1日目2日目ともに昇格条件の2位に1つ届かず、絶対に取ると言っていたインカレ・ロード出場権は獲得できませんでした。インカレではトラック部門のオムニアムに出場しますので、雪辱を果たすことでしょう。

集団から飛び出す梅津飛羽選手

 

酒井章剛選手は、空気抵抗を最小にする下ハンドルを持つ低い姿勢を保ちながらも、周囲に目を配りながら集団の中で安定した走りで周回を重ねました。先頭集団の良い位置を取って最終周回に入りましたが、ゴールスプリントには絡めず、先頭から13秒差でゴール。軽量の選手ながら平坦路で粘り強い走りを展開できたことは、獲得標高3,000mの大町美麻コースのインカレでの活躍が期待されます。

集団の上位で走る酒井章剛選手  

【二日目のロードレースの結果です】

クラス3A

福島 唯暉  5位

空木 拓海  DNF

多田 翔飛  DNF

 

クラス3B

梅津 飛羽  3位入賞

前橋 佳太 DNF

 

クラス3C

相原 匡兵 DNF

 

クラス3D

秋定 優希  DNF

 

クラス2A

酒井 章剛  17位

 

白馬クリテリウムで、新たなインカレ出場者を加えることはできませんでしたが、インカレには、ロード部門に4名、トラック部門に8名の選手が出場することが決まっています。

インカレは8月25-27日にトラック部門、9月3日にロード部門が開催されます。YouTubeでのライブ配信もありますので、応援よろしくお願いいたします!


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