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【自転車競技部】2種目で入賞!!2023インカレトラック競技

8月25日~27日にかけてTIP SUTAR DOME CHIBAで行われた全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)に7名が出場し、内田峻輔選手(食料産業学部1年)と酒井寛大選手(同1年)のタンデムスプリントと青木光琉選手(同1年)のケイリンの2種目で8位入賞!男子オムニアムでは梅津飛羽選手(同1年)が決勝進出を果たしました!!

最も力を入れていたチームスプリントでは9位で惜しくも入賞を逃しましたが、今年のトラック競技のメンバー編成は全員1,2年生。他校のベテラン選手に負けない熱意ある走りを見せてくれました。

2種目での入賞により創部以来初めての学校対抗得点を獲得しました。総合得点2点で、参加32大学中13位で終わることが出来ました。新潟食料農業大学は結構目立った走りをしていたし、これで強豪校の仲間入りしたと山口監督は他部の監督から声をかけられたそうです。

タンデムスプリントは内田選手と酒井選手の1年生ペアで出場。1つ屋根の下で同じアパートに住んでいるので息はピッタリとのこと。タンデムに乗った回数は大会前の合宿の2回だけでしたが息の合った走りで予選を8位のタイムで通過。

タンデムスプリント予選:前(酒井)後(内田)

 

1/4決勝では今回の大会で優勝した日本体育大学と対戦。超スロースタートをして相手選手が戸惑っている隙を突いての先行逃げ切り。残念ながら1歩及ばず敗退し、予選順位の8位でタンデムスプリントを終えました。

タンデムスプリント1/4決勝:優勝した日本体育大学とのレース

タンデムスプリントで入賞した内田くんからコメントをいただいています。

「初めて挑戦するタンデムスプリントでしたが、8位入賞という成績を残すことができました。慣れない対戦でしたが、自分たちが出来ることは全てやり切れたと思います。“ひとつ屋根の下で暮らす酒井くんには感謝です。”サポート、応援してくださりありがとうございました!」

ケイリンは1年生、青木光琉選手が出場。JBCF東日本選手権で優勝を果たし、今乗りに乗っている練習でも妥協を許さない男です。ケイリン予選では日本大学の伊藤選手や法政大学で彼の高校の先輩でもある中島選手など強豪が揃う中で気合を入れて挑みましたが、結果は5位敗退、敗者復活戦に進みます。


ケイリン予選:1番手でスタートする青木選手

敗者復活戦は危なげなく1位で通過しましたが、1/2決勝では強豪校には及ばず7~12位決定戦に回ります。7~12位決定戦では予選のときにも戦った法政大学の中島選手と同じ組です。中島選手には一度も勝ったことが無いと話していた青木選手でしたが本番では中島選手を最終周でまくり8位入賞をもぎ取りました。

ケイリン7~12位決定戦:憧れの先輩と勝負をする青木選手

ケイリン8位入賞の青木選手からコメントをいただいています。

「7位から12位決定戦は、高校のときから尊敬している全国屈指の先輩がいるレースでした。先輩を超えることが目標で自分を信じてレース展開しゴール寸前で捲ることができ、感無量のレースでした。大会サポートをしてくださった方々には感謝でいっぱいです。ありがとうございました。来年はNAFU大学旗を掲揚できるようさらに精進しますので、引き続き応援よろしくお願いします。」

オムニアムには1年生の梅津飛羽選手が出場。オムニアムは中距離種目の4種目の合計点数で最終順位を競います。梅津選手は昨年、オムニアム9位で惜しくも入賞を逃した多田選手を超えたいとスタート前に話していました。オムニアム予選のポイントレースは5位で予選を通過します。

オムニアム決勝1種目目のスクラッチは、冷静に周りの動きを察知しながらの走りを見せて中盤の10位でゴールします。

2種目目テンポレースではスタートした瞬間から7周の逃げを見せ3位でゴール、入賞に向けて一歩前進します。


テンポレース:後ろとの距離を確認しながら逃げる梅津選手


3種目目エリミネーション、今までエリミネーションを走った経験が無いことで慣れないレース展開、位置取りに苦戦し、17位で終了しましたが、テンポレースの3位が大きく貢献し、最終種目のポイントレースの順位によっては入賞が充分狙える順位にいました。
しかし、最終種目ポイントレースではレースのスピード感に食らいつくことに精一杯で12位でゴールし、最終順位も12位。初出場で奮闘しましたが入賞を逃す結果となりました。

梅津選手からコメントをいただいています。

「初めてのオムニアムでは予選、決勝含めて5種目を走りました。予選や決勝のテンポレースでは自分の作戦を決めることができ積極的なレースを展開することができました。しかしながら、最終種目のポイントレースで他の選手との圧倒的な力の差を感じてしまうなどとまだ入賞にはほぼ遠いいと感じる部分もありました。来年のオムニアムでは必ず改善点を修正して1位を必ず獲ります。今後とも応援よろしくお願いします!」

 

チームスプリントは1走酒井、2走青木、3走内田の全員が1年生で挑みました。1走目の酒井選手のパワフルなスタンディングから、伸びのある走りの青木選手に繋がり、3走目の内田選手に綺麗に繋がりました。結果は自己ベストタイムを更新したものの9位、惜しくも入賞を逃がし悔しい結果に終わりました。

チームスプリント:前から酒井、青木、内田

チームスプリントで1走を走った酒井選手からコメントをいただいています。

「初めてのインカレで僕の競技人生初の全国入賞をタンデムスプリントで果たすことが出来ました。チームスプリントも1走を走らせてもらえ9位になることが出来ました。チームメイトのおかげでとてもいい経験をさせて貰えました。」

今回のインカレには4kmチームパーシュート(内田、多田、恩田、石川)、1kmタイムトライアル(内田)、4kmインディヴィデュアルパーシュート(石川)、スプリント(青木)の4種目にも創部して初めて出場しました。こちらは目立った成績は残せなかったもののそれぞれ来年のインカレに繋がるよい経験が出来たと思います。

大会中彼らの口からは「表彰台あがります!」「絶対勝ってきます!」など終始ポジティブな声が飛び交い、チーム全体で励まし合いながら大会を進めていく姿がとても印象的でした。3日間選手たちの下級生とは思えない程のやる気と熱意に助けられた大会になりました。彼らなら来年、表彰台に上がりNAFUの校旗を掲げてくれると期待しています。3日間応援ありがとうございました!

最後に選手とチームスタッフ全員で集合写真

 

執筆:主務 菅野愛華(食料産業学科3年)


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