食農大の日常
本学の留学生が日本語能力試験N1に満点合格しました!
本学には現在、74名の留学生が在籍しています。それぞれの出身国は中国、ベトナム、ネパール、インドネシア、韓国、スリランカ、カメルーン、台湾と様々ですが、みな日本人学生と共に日本語による授業や実験・実習を受講しながら、次代の食と農の発展に貢献する人材となるべく、日夜修学に励んでいます。
留学生にとって、日本語能力の向上は専門知識の修得と共に重要なことであるため、本学も日本語教室を開催し、留学生の日本語能力向上を支援しています。
その目標のひとつとして日本語能力試験(JLPT)の上級合格を目指していますが、2020年12月に実施された日本語能力試験N1において、本学の留学生が満点で合格しました!
N1は日本語能力試験の最上位の級であり、「幅広い場面で使われる日本語を理解することができる」レベルとされています。なお今回の試験における合格率は27.5%(国内)、満点で合格した受験者はごくわずかです。
この学生は、中国(香港)出身の男子学生、現在本学の1年生です。
<学生へのインタビュー>
Q1: 日本に留学したきっかけについて教えてください
幼い頃から日本の文化に興味を持って、日本語を勉強しはじめました。日本語で理解すればするほど、日本文化や社会に馴染むことができると思って、日本に留学する決意をしました。
Q2:日本語能力試験N1満点で合格したコツは何ですか?
実は日本語能力試験N1は2018年に初めて合格しました。今年受けたのは満点で合格するための再挑戦でした。N1満点で合格できるという決意が大事です。合格ラインに達成すればいいという考えではなく、目標を立てて進むことが大事だと思いました。後悔しないように最初から全力で努力しましょう!
Q3:将来について教えてください
将来はフードコースで学び、卒業後は食のジェネラリストとして食・農の業界で社会に貢献できる人材になりたいと思います。大学卒業後は日本企業に就職する希望です。経験を積んだ後、自国で新たなチャレンジをしたいです。
≪試験の結果≫
このコロナ禍により、大学の授業も日本語教室もオンラインによる遠隔授業で実施されることも多かったですが、自身で日夜努力した成果がこのように実を結び、本学としても大変喜ばしく思っております。
これからも留学生の日本語能力向上、そして日本語能力試験の合格者の輩出を、本学として全力で支援してまいります。
日本語能力試験
参考:https://www.jlpt.jp/statistics/archive/201902.html