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【セミナー】12/10(火)アグロフードセミナーを実施

12/10(火)新潟キャンパスにて今年度2回目の「アグロフードセミナー」を実施しました。


本学では、我が国および新潟の食料産業の発展方向を探り、情報を発信するために
企業や研究機関等と連携しアグロフードセミナーを実施しています。
今回は【野菜生産にICTを! 賢く使う!】をテーマに
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(以下:農研機構)より2名の方にご講演いただきました。
最初に,岩崎 泰永様(農研機構 野菜花き研究部門 野菜生産システム研究領域 生産工学ユニット長)より「スマート野菜園芸、今とこれから ICTを活用した農業への支援」についてご講演いただきました。

ICT技術は未来の豊かな農業を創造してゆくために必須であるとして
海外や日本の最新ICT農業の多様な取り組みを紹介していただきました。
例えば、果実を画像解析で数値化して計量する仕組みや労働時間の最適化をICTを活用して行う方法など
幅広い活用の事例を教えていただきました。

また、ICT活用経験を交流するための生産者の間でのICTを活用したネットワークの構築について取り上げられ、これからの農業支援の新しい形も提唱されました。

 

安 東赫様(農研機構 野菜花き研究部門 野菜生産システム研究領域 施設生産ユニット 上級研究員)より、「ICT技術を活用した賢い施設生産」についてご講演いただきました。

UECS(ユビキタス環境制御システム)の活用事例を紹介。
センサーの価格が安価になったことを背景にしながら、多数のセンサーを施設園芸にとりいれ
さらに自身で制御装置を作ることでより安価に環境制御ができる仕組みや
施設園芸においてはハードウェアの開発は進んでいるがソフトウェア開発の遅れが課題であること
ネットワークを介した様々なアプリケーションツールを利用した記録・分析・改善に関する展望についてお話いただきました。

当日は新潟県内の農業生産法人や研究機関等より多くのかたにご出席いただき、活発な質疑応答が交わされました。
ご講演いただきました講師の方々、ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
次回のアグロフードセミナーもご期待ください。


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