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【活動紹介】佐渡の柿を使った新商品開発プロジェクト!

本学では南佐渡地域の果実加工品開発をテーマに、地域のご協力を得て連携構築に取り組んでいます。
11月14日、JA羽茂様、羽茂農業振興公社様のご協力を得て、加工実験に参加している学生7名が、現地でのおけさ柿収穫体験や選果場の見学をしました。

はじめに、羽茂で長年おけさ柿の普及や栽培技術の確立に取り組んでこられた羽茂農業振興公社の若林事務局長から、おけさ柿の登録商標を有する先進的な産地がどのように形成されてきたのかについて講話をお聞きしました。
収穫期には地域が総出で取り組むとのことで、小売店の信頼をかちとった産地形成の底辺には羽茂の人たちの勤勉さがあったこと、洪積土の土壌が柿の香り、酸味、渋み等に適しており、古くから渋柿の産地として北海道に干し柿を送っていたこと、おけさ柿の発展により住民の出稼ぎを不要にし家族での生活に寄与したことなどの貴重なお話に、真剣に聞き入っていました。

羽茂農業公社さんの試験栽培圃場をお借りして、おけさ柿の収穫体験に取り組みました。
若林さんの説明を聞いて最初はみなぎこちない様子で恐るおそる切り取って籠に入れていたのが、1時間後にはかなり慣れてきて、台や脚立に乗っての作業も行っていました。

おそるおそる---   


とったどー


だいぶなれてきました。


けっこう向いてるかも---


若林さんの秘儀“高速片手どり”誰にも真似できないそうです。

 

品質に厳しいことで定評のある、圃場での熟練した選別もみせていただきました。

 

JA羽茂の渡辺営農課長のご案内により、最新鋭の大規模選果場を見学させていただきました。

自動選別の速度や処理量の多さもさることながら、流れてくる柿果実を5方向から同時に撮影し、色、形、傷などを瞬時に選別する最新の装置におどろき、興奮の連続でした。

 


11/15 北前船の寄港地で金の積み出し港でもあった商人の町の、重要伝統的建造物群の認定に向けた取り組みについて、小木まちなみ保存推進委員会の方にご案内いただきました。

“幻の黒イチジク”といわれるビオレ・ソリエスの生産や販売について、全国で唯一まとまった生産量を持つ小木生産者組合の組合長さんにご説明をいただき、ハウスを見学させていただき、初めて見るビオレ・ソリエスの果実に見入っていました。

北前船の船主のまちとして栄えた宿根木集落の、新潟県で唯一の重要伝統的建造物群の認定を受けた復元・保存の集落の取り組みについて、宿根木集落総代の柴田さんにご案内いただきました。


佐渡市西三川で米粉及び100%米粉加工品の開発・製造に取り組む株式会社キンちゃん本舗の薄木様に最新の米粉製造施設を見学させていただきました。
昼食には米粉100%とは思えないほどのなめらかな食感のパスタを食べながら、芝原社長の6次産業化への思いをお聞きし、米粉の製造や、芯や種まで丸ごと搾った「まるごと佐渡リンゴジュース」について、意見交換をさせていただくなど、佐渡での最新の取り組みを知る貴重な機会となりました。


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