社会連携活動
冨士美園株式会社様による茶摘み体験学習ツアーを実施しました!
6/14(日)、北限の茶処として知られる、村上市にある冨士美園株式会社様を訪問し、村上茶について体験学習を行いました。
■実証茶園での茶摘み体験!
体験学習のスタートは実証茶園での茶摘み体験から。
現在栽培しているお茶の品種やその生育の特徴について説明をお聞きしました。
村上茶は江戸時代初期から約400年の古い歴史をもっています。長年の先代たちからの改良があり、雪国新潟でも育つ耐寒性、耐雪性のある「在来種」が多く残っているそうです。また2001年からは新品種の栽培も始めています。
摘み方を教えてもらった後は、いよいよ茶摘みのスタート!
新芽を探しながら、夢中になって摘み取りをしていました。
茶摘み後の質問タイムでは、「花は咲きますか?」「この時期に摘み取らなかった葉はどうしますか?」「収穫できるまでにどのくらい掛かりますか?」といった質問があり、「お茶葉白い椿のような花が咲きますが、花をつけないように栽培すること」「摘み取る時期でお茶の価格や種類が変わり、緑茶→烏龍茶→紅茶と変化すること」「村上では植えてから収穫できるまでに5年かかること」などを教わりました。
また木が枯れない限り収穫できるそうですが、若く保つために管理しており、刈り落とした木は、そのまま有機肥料として再利用されていること、土壌分析で足りない肥料をピンポイントで追加することで、費用面だけでなく作業効率を上げる工夫をされていると伺いました。
■お茶づくりのポイントは!?荒茶工場を見学!
茶摘みの後は荒茶工場を見学。
収穫された葉は酸化発酵を防ぐため、新鮮な空気を断続的に送り最適な状態のまま保存されます。ボイラーで蒸した後は葉を揉みながら乾燥させます。この“揉む”ことがポイントで、そうすることで葉の水分含有率を70-80%から約5%まで減少させます。
また、発酵茶である紅茶の加工方法も教えていただき、緑茶の製法との違いを学びました!
こちらでも、学生から「茎などが選別されても茶柱が立つのはなぜですか?」というユニークな質問があり、昔は茎の選別制度が低かったことや、急須の目も粗かったので、茶柱が立ちやすかったが、今は色彩選別により精度が上がったことや、急須の目も細かくなり、茶柱は立ちにくくなったと教えていただきました。
■好みの淹れ方は?お茶の淹れ方講座
最後に冨士美園の店舗にてお茶の淹れ方講座を実施。飯島社長にお茶を淹れていただき、一煎目と二煎目の違いを感じました。
一煎目で旨味は7割出てしまい、二煎目以降は渋味を感じやすいとのこと。
またお茶を淹れる際、急須を振ってしまいたくなりますが、お湯を入れたらそのまま20秒待ち、注ぐ際に首を返すことで、急須の中で茶が回るようにするというコツも教わりました。
村上茶は、香りがよく立ち渋味の中にうまみがかくれている特徴があります。また冬は茶の木が雪の下に隠れるため、冬場の光合成が止まり、冬眠状態に。茶の木自体が凍らないように糖度を高く保ち、雪が解けてから茶葉に甘味がいくそうで、甘味も特徴の一つです。
<学生の感想>
・お茶づくりについて学び、伝統的な製法で作られたお茶を飲むことができて、とてもいい経験になりました。初めての体験でしたが、本当に楽しむことができました。この経験を通して、緑茶や日本文化への理解と関心がさらに深まりました。飯島社長と冨士美園の皆様に感謝しています。ありがとうございました。
・「自炊塾」でお茶に興味を持ったので参加しました。お茶の摘み方や製造過程をみることができておもしろかったです。また、淹れていただいたお茶が美味しかったです。
・今までじいちゃんの見様見真似で、なんとなく急須で淹れて美味しいなと飲んでいましたが、今日参加したことでお茶の栽培、加工、淹れ方などを知れて明日からもっと美味しくお茶を飲めそうです。
・お茶の栽培や加工について全く知らなかったので、とても勉強になりました。静岡と村上のお茶の栽培の違いも学べたのでよかったです。飯島社長の淹れるお茶は美味しかったです。ソフトクリームも美味かった!!
多くの発見がある体験で、とても学びの多い時間を過ごすことができました!
飯島様、冨士美園の皆さま、お忙しい中大変ありがとうございました!