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【アグリコース 佐藤 豊三先生・学生4名】日本植物病理学会九州部会第72回講演会にて発表

アグリコース 教授 佐藤 豊三先生と本学アグリコース4年生 吉永 実記さん、大井 望里さん、栁澤 咲良さん、3年生赤松 咲桜さんが令和3年度日本植物病理学会九州部会第72回講演会にて発表しました。

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、事前に録画した発表ファイルを送付し11月24~26日の開催期間内に視聴するオンデマンド形式で行われました。

 

講演は「Colletotrichum chrysanthemi によるミシマサイコ炭疽病(新称)」と題し、共同研究者の農研機構遺伝資源研究センター 埋橋 志穂美博士、薬用作物産地支援協議会 飯田 修氏も共同発表者に加わって頂きました。

 

本研究で取り扱ったミシマサイコはセリ科の多年草で、日本、中国、朝鮮半島が原産の薬用植物です。国内では茨城、宮崎、鹿児島、熊本各県で栽培されています。

根に有効成分サイコサポニンなどを含み、消炎・解熱などの作用があり、一般用漢方製剤の約15%に配合されています。

 

Colletotrichum chrysanthemiはキク科植物の炭疽病菌で国内で、これまでシュンギクなどの病原菌として知られていましたが、今回学生の他、皆さんのご協力によりミシマサイコにも炭疽病を起こすことが初めて明らかにすることができました。

この研究によりミシマサイコ炭疽病の正確な診断と効果的な防除が可能になりました。

 

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