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本学研究グループの研究論文が国際誌「Mycoscience」へ掲載されました

【研究の概要】
本学の栗林喬講師(現 新潟県醸造試験場)・小熊哲哉教授・金桶光起教授・阿部憲一講師・甲斐慎一助教とフードコース4年生の旭那奈子さん、塚田美咲さん、金鵄盃酒造株式会社、長岡技術科学大学(笠井大輔 准教授)の研究グループは、穂咲彼岸八重桜で有名な新潟県五泉市の名所「村松公園」より、清酒製造に用いることができる自然界由来の酵母を単離しました。さらに、得られた自然界酵母を、より高品質の清酒の製造に適した酵母となるよう育種改良を行い、既存清酒酵母を対照として、清酒の実地試験を行ったところ、既存清酒酵母と同様に高品質な製成酒が得られたことから、新しい清酒酵母としての開発に成功しました。

本研究は、令和4年度 JST研究成果展開事業研究成果最適展開支援プログラムA-STEPトライアウト(JPMJTM22C9)の支援を受けて実施されました。

【研究成果の公表等】
本研究成果は2024年5月31日に一般社団法人 日本菌学会発行の「Mycoscience」へ掲載されました。

論文:Kuribayashi, T., et al. Screening using loop-mediated isothermal amplification (LAMP) assay and breeding of a Saccharomyces cerevisiae strain isolated from Muramatsu Park, Japan, for sake brewing. Mycoscience, 2024.

DOI: https://doi.org/10.47371/mycosci.2024.04.002

【関連リンク】
A-STEP研究開発成果ページ

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