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【授業紹介】インターンシップⅠ(新潟市)を実施しました

1年生のキャリア科目「インターンシップⅠ」では、新潟市と胎内市にて企業見学を行います。
学生たちは事前に訪問する企業の情報や当日の質問内容の検討などの準備を進め、当日に臨みました。

 

9月20日(火)に新潟市江南区にある新潟中央青果株式会社様、新潟市西蒲区にあるカーブドッチ様の2か所の企業見学が実施されました。

1社目の、新潟中央青果株式会社は新潟市の台所である新潟市中央卸売市場の中にある青果を扱う唯一の卸売業者です。中央卸売市場の2階にある講義室で、市場の役割やそこで関わる人々の仕事について、また、せり売と相対取引との違いなど動画を交えながら説明をいただきました。

学生からは市場の運営についてや、他の市場とのつながりについて質問が出て活発な質疑応答ができました。

説明をいただいた後、実際の市場の現場を見学させていただきました。

野菜の鮮度を保つために適正な温度を維持している倉庫では、野菜によって保存に適した温度が異なることを直に体験しました。また、せり売で使う指で数字を示す「手やり」を担当の方から説明を受けました。学生の皆さんもせり売の熱気を感じたかと思います。

新潟中央卸売市場にてお昼休憩となりました。学生たちは昼食を、1階の飲食店でとったり、持参したお弁当をとったりしました。1階の飲食店は主に市場関係者のために開かれていますが、一般の方も利用できます。新鮮な魚介類をいただくことができ、おススメです。

 

午後からは、西蒲区にある「株式会社カーブドッチ」へ伺いました。

2班に分かれ、ワイナリーツアーとレクチャーを受けました。

ワイナリーツアーでは、ぶどう畑の見学からはじまり、樽熟成庫、地下ワイン蔵の見学をさせていただきました。8ヘクタールあるブドウ畑で、実際に皆さんで一粒試食してみました。意外にもブドウが甘いことに学生も驚いていました。砂地に合うブドウの木を探すのに苦労したことや、ブドウの世話は7人でやっていることなどを説明されました。

また、ひんやりした地下の樽熟成庫では、樽の中でワインが醗酵している様子も見られました。

また、レクチャーでは会社概要や6次産業化についてお話を伺いました。

講師の掛川様からは、お客様にいかに長い間滞在し、楽しんでもらえるかという点を重視し、事業を展開していったと説明いただきました。カーブドッチはテーマパークのような「楽しむ場所」ではなく、「長くいてもらう場所」として存在すること、そのためにはあくまでもブドウをつくるという農業が大切であると強調しておりました。パンへのこだわりについても強調されていました。自家酵母を使ったパンは普通の数倍の手間と時間がかかること、それゆえ他では味わえないパンができるということをお話されていました。

カーブドッチの敷地内はお客様に滞在時間を満足していただくために、ワイナリーを基盤に、レストラン、温浴施設、ホテルなどが点在しています。最近では本を読みながら滞在できるブックカフェもオープンし、想定していたより若い人でにぎわっているとのことです。

学生たちは1年生で、まだワインを飲むことはできませんでしたが、パンやぶどうジュースをお土産に買ったり、地場のフルーツを使ったジェラートを食べたりと、滞在時間を楽しんでいました。

ご協力いただきました企業様、大変ありがとうございました。

 

参加した学生にとって、今後の学びに繋がる有意義な時間となりました。


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