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【授業紹介】1年間の集大成を報告!<食産業ビジネス演習Ⅱ>

3年生ビジネスコース必修科目の『食産業ビジネス演習Ⅱ』では前期より「地元朝市の活性化」をテーマに市場調査、企画考案に取り組んできました。

そして2022年10月には「松浜朝市」「葛塚うまいもん市」に出店しました。

当日の様子はこちら

 

今回は1年間の集大成としてご協力いただいた葛塚市、松浜市の実行委員会、北区役所の方をはじめとした地元関係者の皆様へ実施結果の報告、ワークショップを行いました。

■実施結果報告

<葛塚班>

 地元飲食店とコラボしたお弁当を販売。700~800円のお弁当105食が2時間で完売するという成果を挙げ、「若い世代の出店は珍しいので頑張ってほしい」「賑やか」「平日の販売もあれば購入したい」との声をいただいたものの、購入者アンケートからは「価格が高い」「事前の告知が遅かった」などの意見もあり、今後の課題とされました。

さらに遠方からの顧客集客、幅広い世代を受け入れる商品販売なども引き続き課題であり、継続して取り組みを実施・結果分析の必要があると締めくくりました。

 

<松浜班>

 事前調査から子どもたちに楽しんでもらえる出店が必要と考え、「凧作り教室・凧揚げ体験」を実施。天気が心配されましたが、多くの家族連れにご参加いただき好評でした。一方で、会場スペースが狭く、子どもが扱いにくい道具があったため凧作りに時間がかかったなどの反省点が挙げられ、対象となるお客様に合わせたサービスの提供が今後の課題とされました。

 

それぞれの班による全体報告が終了後、各班2つのグループに分かれてワークショップを実施。テーマは『葛塚市・松浜市のにぎわいを広げるための学生との協働について』。

各班には、葛塚市活性化実行委員会 委員長 大倉 雄二 様、株式会社きなこ中央不動産 水澤 好花 様、松浜市市場組合 組合長 寺山 則雄 様、北区産業振興課商工観光グループ 名古屋 彩絵 様に加わっていただき、学生と議論を交わしていただきました。

ワークショップの中で、授業として出店するだけではなく、クラブ・サークル活動で野菜を栽培している学生が出店するなどの新たな提案や今ある魅力をどのように幅広い世代に伝えるかなどについて意見交換がされました。

情報発信の方法として学生からは若い世代での普及率の高いSNS、TikTokやYouTubeのショート動画が挙げられる一方で、「既存のお客様はどうしてもご年配の方が多く、新聞の折り込みチラシやフリーペーパーなどの紙媒体での発信が一番伝達できる。紙媒体も継続しつつ、デジタルで宣伝していけたらいい」とコメントがありました。

また、出店料が安いなどの出店者側のメリットを考えることも大事、と視点を変えて考えることの重要性についても学ぶことができました。

ワークショップ後は各班からまとめの発表があり、地域関係者の皆様からコメントいただきました。

多くの方が「継続すること」が大切とコメント。「継続することで認知度・ブランド力向上や成果に繋がる。そういった意味で若い世代の皆さんと連携することで市の活性化に繋げたい、実行委員会の会議にもぜひ学生に参加してもらい意見交換をしたい」と熱い想いをお話してくださり、密度の濃い充実した時間を過ごすことができました。

 

地域の方々とのつながりを大切に地域活性化に貢献していきたいですね。

1年間ご協力・ご指導いただきました地域関係者の皆様、市場の皆様、アンケートにご回答いただきました皆様、大変ありがとうございました!

 

 


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