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【授業紹介】企業支援側から見る農林水産業・食品産業の動き<起業イノベーション論>

2年次必修科目『起業イノベーション論』では、食品産業や農業に関わる事業を展開されている方をお招きして、講義を行っていただいております。

今回は、日本政策金融公庫新潟支店 農林水産事業融資課課長の 齋藤 紀明 様にご講演をしていただきました。

 

日本政策金融公庫の農林水産事業融資課では、中小企業向けの貸付を主な事業とし、農業分野での創業やスタートアップの支援を行っています。

また、平成25年度からは若者の創業マインド向上を図った「高校生ビジネスプラン・グランプリ」を開催しています。

 

講義では、近年の新型コロナウイルス感染症に関わる貸付についても言及され、食品産業においても様々な対応が求められた結果、当該事業者の融資依頼が増加し、取引先が大幅に増加。また、業界の経営傾向は資材その他の物価高の影響で売上増加、減益であり、特に中小企業は価格転嫁が進まない環境もあることから、業績改善まで継続して企業に寄り添い支援を行っている状況とのことでした。

貸付において「信用」が大事と仰る齋藤様。学生にもわかりやすく、「他者にお金を貸せる?貸せない?」事例を挙げ、信用の有無が貸付可否の基本であることをおしえてくださいました。また、学生からの質問で、起業の際など貸付が必要な場合、どのような事業モデルが「信用が高い」のかについてもお答えいただきました。

具体的には、

・既に事業で実績を上げていること(実績がある事業者ほど信用が篤い)

・初期投資を抑えた事業計画

・技術のある人がいる

・夢を語るだけでなく、データサイエンス等で得られる裏打ちも重要

など、特に起業を志す学生にとって事業計画を考える指針をご教示いただき、大切な学びとなりました。

日本政策金融公庫新潟支店 農林水産事業融資課課長 齋藤 紀明 様、この度はご多忙の折、貴重なご講義をありがとうございました。


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