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【授業紹介】「6次産業化アイデアとマーケティングミックス」課題発表<マーケティング論>

2年後期開講の「マーケティング論」では、食の6次産業化プロデューサーの学習内容認定基準レベル2取得のため、演習として「6次産業化アイデアとマーケティングミックス」という課題発表に取り組んでいます。

この度、1月16日(火)の発表会にて、6次産業化アイデア発表の受講者78名により優秀作投票結果(n=215、一人3作まで投票可)が発表されました。なんと、ベスト4作で計60%の票を獲得!


順位ごとの票数・発表内容は以下の通り。

  • ・1位-23%の50票:Aチーム-原木シイタケの収穫体験
  • ・2位-18%の38票:Eチーム-地産品を使ったクッキーサンドアイス販売
  • ・3位-2作-9%の19票:Iチーム-新潟県の特産品を使用したヨーグルトの提案、Kチーム-学生が作った野菜スープの移動販売

グループごとに4P(製品:Product、価格:Price、流通:Place、販促:Promotion)に沿ってアイデアをまとめます。地産品の活用をテーマにしたり学内で収穫した野菜を使ったアイデアを発表したりと食農大生らしい内容を聞くことができました。

各グループの代表にコメントをいただきました。

◆Aチーム『原木シイタケの収穫体験』
この事業のアピールポイントは普段できない原木シイタケの収穫体験ができる事です。収穫体験を通して、後継者不足等で生産数が減少している原木シイタケを知ってもらう目的もあったため、原木シイタケの魅力が伝わる製品を考えるのに苦労しました。 入賞でき非常に嬉しいです。今後も社会に貢献できるようなマーケティングを学んで実践に役立てていきたいと思います。

◆Eチーム『胎内市の地産品を使ったクッキーサンドアイス販売』
工夫した点は、通信販売・移動販売の両方に適した商品を考えるにあたり、保存しやすく、手を汚さずに片手で食べられるクッキーサンドアイスを採用した点や材料に規格外品を用いるなどで価格を抑えた点です。一方で、アイスという製品の特性上、冬季間の売上の対策を検討したり、製品の特性・価値をまとめることに苦労しました。
私たちのアイデアが入賞できたこと、大変うれしかったです。今回の発表にあたり学んだマーケティングの工夫や考え方は食に関わる一員として活かしていきたいです。

◆Iチーム『新潟県の特産品を使ったヨーグルトの提案』
参考になる商品がなく、どのように進めれば良いかわからなかったので、苦労しましたが、新潟県で有名なル レクチェと枝豆、ヤスダヨーグルトを組み合わせた、「ル レクチェの風味のするヨーグルト」と「枝豆の風味のヨーグルト」といった完全オリジナルな商品を考えられたことが自慢のポイントです。

◆Kチーム『学生が作成した野菜スープ』
スライドを見やすくまとめることに苦労しましたが、イラストや写真を活用してでスライドを見るだけで何を伝えたいのかを理解してもらえるように工夫しました。上位賞をいただくことができてて非常に光栄です。

学生の皆さん、今回の学びを今後の専門科目や将来の仕事に活かしてください!

■食の6次産業化プロヂューサーとは…

生産(1次産業)、加工(2次産業)、流通・販売・サービス(3次産業)の一体化や連携により、地域の農林水産物を活用した加工品の開発、消費者への直接販売、レストランの展開など、食分野で新たなビジネスの創出をするための職能レベルを認定します。
国が取得を推奨している「国家戦略・プロフェッショナル検定」の一つです。資格を活かし、食料産業分野での活躍や起業、コンサルタントとしての将来を切り拓くこともできます。


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