N-mag

【自転車競技部】全日本学生ロードレース・カップ・シリーズで福島唯暉選手が2位入賞、インカレ出場資格獲得

7月27日から28日にかけて、長野県白馬村でRCS第3戦・第18回白馬クリテリウムラウンドが開催され、本学からは4年生1名と1年生7名の計8名が出場しました。

1日目はポイントレース方式、2日目はロードレース方式で行われました。
ポイントレース方式では、最終ゴールを含む最後の5周、毎周回1着の選手に1点が与えられ、その合計得点で順位が決まります。同点の場合はゴール着順が早い方が上位となります。
ロードレース方式では、ゴール着順がそのまま順位になります。
今回は全員クラス3での出走。各組上位5%(今回は2名)がクラス2に昇格できます。

1日目のレースは12時スタート。昨年に引き続き猛暑の中でのレースとなりました。
NAFUの選手たちも集団から飛び出すなど積極的な動きをして健闘しましたが、ポイントを獲得できた選手はいませんでした。

【1日目ポイントレース結果】
クラス3A
柳田 慶士(食料産業学部1年) 5位
福島 唯暉(同4年) 16位
徳吉 温大(同1年) DNF

クラス3B
池上 由承章(同1年) DNF
植野 志庵(同1年) DNF

クラス3C
高橋 壮(同1年) 5位
谷畑 希一(同1年) 10位
佐藤 颯(同1年) DNF

2日目のロードレースは8時スタート。朝方雨が降り、最初の組は雨上がりのぬれた路面でのレース開始となりました。


3A組スタートを待つ選手たち(左から徳吉選手、高橋選手、佐藤選手)


集団から抜け出す佐藤選手


集団前方を走る高橋選手


集団中ほどを走る徳吉選手


3B組スタートを待つ選手たち(左から福島選手、谷畑選手)


集団から飛び出す谷畑選手


集団内で足をためる福島選手


3C組スタートを待つ選手たち(左から植野選手、柳田選手)


第1コーナーを攻める柳田選手

【2日目ロードレース結果】
クラス3A
高橋 壮(食料産業学部1年) 7位
佐藤 颯(同1年) 12位
徳吉 温大(同1年) DNF

クラス3B
福島 唯暉(同4年) 2位 クラス2へ昇格‼
谷畑 希一(同1年) 3位 入賞
池上 由承章(同1年) DNS

クラス3C
柳田 慶士(同1年) 7位
植野 志庵(同1年) DNF

※用語について
・DNF 出走したが完走できなかった
・DNS 出走していない
・クラス3にA~Cのアルファベットがついているのは、組分けの記号であってランク付けなどではない。

今回のレースでは4年福島選手がついにクラス2への昇格を果たし、インカレ出場資格を得ました。1年谷畑選手は3位と、昇格へあと一歩のところまできました。同じ大学の先輩、後輩が同じ組、秒差なしの戦いだっただけに、ロードレースの厳しい一面も感じられました。


2位の福島唯暉選手と3位の谷畑希一選手

今回はクラス2昇格を果たし、この記事の執筆者でもある食料産業学部4年福島唯暉のコメントを記させていただきます。長文ですがお付き合いください。

私は1年生の時から数多くのレースに出場してきましたが、初めて完走できたのは1年生の2月に開催された明治神宮外苑クリテでした。そこからは出るレース出るレース完走できるようになり、3年生でようやく上位を争うことができるようになりました。一度調子が悪くDNFしたことで自信を無くして練習をやめていましたが、後輩から一緒に走りたいと言ってもらえたため、もう一度やってみようと思い、本格的に練習を再開しました。少ない時間の中で効率的に練習をし、白馬に必要なインターバルに強い体をつくりました。そして本番。3年半培ってきた経験を活かしてなるべく足を使わないように走りました。ラスト半周で落車があり、1人だけ先行したため、私もアタックして1人抜け出し、日本大学、私、集団でそれぞれ少しずつ差がある状態で最終局面を迎えました。まず日大は余裕をもって優勝。私は最後の最後までもがき続け、最後はハンドルを投げたところ、3位の谷畑と数センチの差で2位となることができました。4年生になってようやく目標としていたクラス2に昇格することができ、非常に嬉しいです。また、文武一道を体現できたことが私にとっては何より嬉しく思います。競技に連れ戻してくれた後輩に感謝しています。また、諦めずに努力を継続することの大切さ、自転車競技における経験値の大切さを改めて実感することができました。皆さんも何かを頑張る時は、諦めずに続けることを大切にしてみてください。以上で本記事を締めさせていただきます。

これからも自転車競技部の応援よろしくお願いいたします。
執筆:福島唯暉(食料産業学科4年)


関連記事