N-mag

【第84回】アシナガバチに要注意

今回は、学生と教職員の方々に、十分注意してほしいことを書きました。 

胎内キャンパスでは、あちこちに「ハチに注意」という張り紙を見かけますが、

これを軽視してはいけません。 

個人的なことではありますが、短期の間に2回、アシナガバチに刺され、

ひどい目にあった経験をお話ししておきたいと思います。 

 

2度目のアシナガバチ  

9月初めのことでした。

長野県安曇野市・穂高の自宅で庭仕事をしていたとき、

剪定枝の中から飛び出したアシナガバチに軍手の上から刺されました。

実は、その一月ほど前にも刺された経験があり、ちょっと赤くかゆくなった程度でしたので、

今回も、かゆみ止めのクリ-ム(ムヒ)を塗りあとは放置していました。

これは大きな油断でした。

なんと翌日、刺された辺りから赤く大きく腫れ出して、熱も出てくる。

そして、右手がボール玉のようになってしまいました。 

 

まずは病院へ 

「これはいけない」と気がついて、あわてて近くの「穂高病院」に駆け込み、治療を受けました。

農村地域での出来事ことですから、医者も馴れているらしく、

<外から皮膚を消毒(3分)⇒解毒剤を点滴(30分)⇒塗布、内服薬(4日分)を支給>と手際よく指示が出ました。 

腫れは4日間で引いたのですが、赤みが取れるのには約2週間がかかりました。 

 

アレルギーは高まる 

看護師から聞いたところでは「死に至る可能性もあるスズメバチだけでなく、

<アシナガバチでも> 2度めはアレルギーが強くなるので要注意」とのことでした。

ハチ刺されを甘く見てはいけないのです。 

そして、帰京後に「農業共済新聞」のコラムを目にすると、

<攻撃性が高く刺傷件数が多いのはスズメバチだが、アシナガバチにも強い毒性を持つ仲間がいる>とありました。 

いまとなっては「後の祭」=“too late”です。 

また、そこに<蜂の死傷事故による死亡者数は毎年20人前後>とも解説されていました。 

皆さんも、どうか十分注意してください。


関連記事