学長コラム
【第93回】超訳・ニーチェの言葉から ②
「明るいニーチェの言葉」その2です。
ここでは、「己」「喜」 「生」 「心」 などについて、抜粋しました。
なお、この本の宣伝文句は、「人生を最高に旅せよ!」で、短いながらも232の「珠玉の名言」と解説(超訳)が集められています。
●己について
001 初めの一歩は自分への尊敬から
まだ何もしていない実績のない自分を、人間として尊敬する、そうすれば悪いことはできず、軽蔑される行為もしなくなる。
006 誰にも一芸がある
どんな人にも一芸がある。その一芸はその人だけのものだ。くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続けていけば、その一芸がわかってくるはずだ。
●喜について
030 一緒に生きていくこと
一緒に黙っていることは素敵だ。もっと素敵なのは、一緒に笑っていること、同じ体験、共に感動、泣き笑いしながら同じ時間を共に生きるのだ。
●生について
036 始めるから始まる
すべて、初めは危険なのだが、とにかく始めなければ始まらない。
042 安易な人生を送りたいなら
それなら常に群れてやまない人々にに混じるがいい。いつも群衆とつるんで、ついには自分というものを忘れ去って生きていくがいい。
043 脱皮して生きていく
脱皮しない蛇は破滅する。古い皮をいつまでもかぶっていればやがて内側から腐る。新しく生きていくために考えを新陳代謝させていくのだ。
●心について
069 飽きるのは自分の成長が止まっているから
手に入れたものに対する自分の心が変化しないから飽きる。成長を続ける人は、自分が常に変わるから飽きない。
070 活発だからこそ退屈を感じる
感性が高く活発な活動を求める精神を持っているからこそふとした時間に退屈を感じる。怠け者はさほど退屈を感じない。
071 疲れたと感じたら、考えない、思わない
溜息、愚痴、後悔、ぐるぐる回り、憂鬱が出てきたら、疲れている証拠だ。休む、寝るに限る。明日に向かって備えよう。
●友について
077 四つの徳を持て
いつも誠実、敵には勇気、敗者には寛容、あらゆる場合に常に礼儀である。