社会連携活動
新発田市の農業者との意見交換会に本学学生が参加しました
2026年1月29日、ビジネスコースの学生5名が、本学が連携協定を結んでいる新発田市(2019年7月締結)の農業者との意見交換会に参加しました。学内のみならず、周辺の自治体や団体などと連携し、幅広い視点から学びを得ようという社会連携活動の一環です。
新発田市農業委員会農政推進部会からの呼びかけにより実現しました。
新発田市からはベテランから若手に至る農業者、同市で活動する地域おこし協力隊、農業委員やJA職員など関係者が参加し、本学からは、ビジネスコース3年生、青山ゼミ所属の5名が参加。総勢およそ50名による意見交換会となりました。
稲作を中心とした農業がさかんな新発田市にも農家の高齢化の波は押し寄せています。今回のディスカッションは、若いたちに農業を職業として選択してもらうことを目的に「どうすれば若い人たちに農業の魅力が伝わるか」をテーマに、3班に分かれて、1時間弱活発なディスカッションを繰り広げました。
学生たちは、プロ農家を交えて本格的な議論に参加するということもあり、最初は緊張した面持ちでしたが、「なぜ、食料農業大学を選んだのか」「職業を選択する場合、どんな点を重視するのか」などいくつかの質問を投げてもらい、議論に参加しました。
「どうすれば、若い人が職業として農業を選択するだろうか」という核心的な質問に対し、学生の一人は「大手企業と同じ、いやそれ以上の報酬がもらえれば、迷いなく農業を選択すると思います」と答えました。この答えに参加者たちも一瞬緊張した表情を見せたようです。しかし、農業法人に勤める中堅の参加者から「急には難しいが、待遇をよくしていかないと、自信をもって若い人たちに『農業はいい仕事』と言えない。業界として取り組む重要なこと」と言ってもらったそうです。
また、「農業は体力的にしんどい仕事だと思うか」という質問に、学生の一人は「ものづくりが好きなので、自分はそうは思っていません」と答えると、会場はなごやかな雰囲気に。この学生の班には、農機メーカーで働いた後、効率的な稲作に魅力を感じて就農した30代の人もいれば、ワーキングホリデービザを活用し、海外で農業に数年間携わったことを機に、帰国後、農業法人に就職した20代の若手も参加していました。きっかけさえあれば、就農を選択する若い人たちがいることをその場にいた全員が実感しました。最後におこなわれた全体総括では、主催者の一人から「若い人の声を聞き、農業に魅力があることがわかった。私たちはその魅力を外に向かって発信していく必要がある」とコメントがありました。
終了後、主催者からは「大変有意義な意見交換ができた」とお礼のお言葉をいただきました。
学生たちにとっても、第一線で活躍するプロ農家の人々とのディスカッションは多いに刺激になったようです。地域の方々とのひざを交えた交流は、学生が農業や地域、そして自身の将来を考えるにあたって大きな学びとなりました。