教育研究情報
フードコース 甲斐 慎一助教が『2023年度若手・女性研究者奨励金』を受賞
本学フードコース 甲斐 慎一 助教が「メチオニン給与による筋肉アンセリン・クレアチン量増加の研究」にて日本私立学校振興・共催事業団『2023年度若手・女性研究者奨励金』を受賞し、5/19(金)に開催された贈呈式で代表スピーチを行いました。
◆研究背景・内容
食肉は、良質のタンパク質供給源として私たち人間のタンパク質栄養に貢献しています。しかし、近年、安価な外国産食肉との差別化のためや、消費者の健康志向の高まり等を受け、これまで以上に高い付加価値を持つ食肉の生産が求められています。
本研究は、そのような現状の中で、食肉に特徴的な機能性成分であるアンセリンとクレアチンに着目し、これらの生合成において代謝上の大きな役割を持つメチオニンを給与することによる、食肉中のアンセリンやクレアチンの量を増加させることを目的とする研究です。
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◆今後の展望
本研究の推進による筋肉アンセリン、クレアチン量の増加は、同時にこれらの機能性をさらに効率的にヒトへ供給する事につながり、「食肉の高機能化」による健康の維持・増進に貢献することが期待されています。
本学では今後も様々な研究内容を発信してまいります。ぜひご覧ください。
■関連リンク
・甲斐 慎一 研究紹介