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【授業紹介】海外で日本の農作物を作る「インドのイチゴづくり」<起業イノベーション論>

『起業イノベーション論』では、実際に社会で活躍されている方から講演を聴くことができます。毎回、食品産業・農業において企業・開業している方や革新的な農業・事業を展開されている方をお招きして、講義を行っていただいております。

 

今回は、愛知県で飲食を通して地域の活性化、新しい食文化の醸成を目的している株式会社海帆(かいはん)の取締役 岡本 昭彦様にお越しいただき、お話しいただきました。

 

岡本 様は、インドでのイチゴづくりの架け橋なる取り組みを行った経験から、海外での日本農産物を栽培していく中で感じたことや大切にしていくべきことを学生にわかりやすい言葉で説明してくださいました。

 

最初に、なぜインドでイチゴづくりを始めることにしたのか、またなぜ栽培地にインドを選んだのかというお話をいただきました。

小さな偶然が重なり、それが必然となり、多くの方々のタイミングが重なり、イチゴづくりを始めることができたと、そして、インドはイチゴを栽培、そして収穫がしやすい、日本のイチゴは海外ではとても人気で、高収益につながる理由とのこと。

(ちなみに一般的にインドの市場で売られているイチゴは、固くて甘くないそうです。)

そして、いざインドで栽培する際に気を付けたこととして、

  • 立地
  • 土地の確保

を挙げられました。

 

イチゴは成長期の日照時間と気温がとても大切な作物です。

そのため、インド国内でも最高気温が30℃を超えず、日照・水・地元の合意・物流の利便性などを網羅した場所ではなくてならず、非常に苦労したそうです。

 

海外で農産物を栽培するときに、最も大切で最も時間をかけてきたことは、人とのつながりであり、地元住民を巻き込み協力してもらえる体制を整えることとお話しいただきました。

海外で農産物をすることや新しい分野に挑戦しようしている人たちに向けて、

柔軟な発想で、

用意周到な準備と根回し、そしてパートナー。

諦めない心を持っていれば、必ず成功するというお言葉をいただきました。

 

最後には、学生からの質問にもわかりやすくお答えいただき、起業や海外に興味を持っている学生たちにとっても非常に大切なことを学ぶことができました。

 

株式会社海帆(かいはん)の取締役 岡本 昭彦様、お忙しい中ありがとうございました!

 

【関連リンク】

株式会社海帆(かいはん) https://kaihan.jp/

 

 

 


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