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【授業紹介】大規模専業農家の経営戦略とその仕事スタイル<起業イノベーション論>

2年次必修科目『起業イノベーション論』では、食品産業・農業において起業をしている方や革新的な事業を展開されている方をお招きして、講義を行っていただいております。

今回は、新潟県上越市板倉区にて、大規模に水稲の生産・販売を行っている有限会社穂海農耕/株式会社穂海/株式会社穂海耕研 代表取締役 丸田 洋 様にお話しいただきました。

 

穂海グループは、「つくる」「つなぐ」「つたえる」をキーワードとして、有限会社穂海農耕と株式会社穂海では、水稲の栽培を中心に作業委託業務や米穀の集荷・販売を行っております。また、昨年10月に立ち上げた株式会社穂海耕研では、農場運営コンサルティングを行うなど、多岐に渡り活躍されています。さらに、様々な品種の業務用米の栽培を行い、また研究機関と新品種の共同研究も行っています。

まずは事業内容や年間作業の流れをお話しいただき、企業としての稲作経営の方針や理念をお話しいただきました。業務用米を中心とした生産をしている理由やGAP(Good Agricultural Practices)に取組んでいる背景など、今の時代と将来を見据えた農場経営の実例をお話しいただきました。

 

また、人材育成の取組みについてもお話しいただきました。
農業に求められている人材とは、「自分で考え、連携し、判断をして行動する人間」つまり、どの産業でも求められるような質の高い人材、さらに、体力のある人が求められています。

穂海グループでの人材育成の取り組みや工夫なども実例を交えてお話しいただき、これから社会に出ていく学生たちにとっても大切な学びとなりました。

有限会社穂海農耕/株式会社穂海/株式会社穂海耕研 代表取締役 丸田 洋 様、ご多忙の折、貴重なご講義をありがとうございました。


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