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【授業紹介】最終発表会を開催しました!<基礎ゼミⅡ>

地域でのフィールドワークやグループワークを通して、議論の方法やプレゼンテーションの基礎技術を身につけ、2年次以降の専門領域・専門科目を主体的に学習していく上で必要なスキルを高めていく「基礎ゼミⅡ」。

 

7/20(木)の授業では各ゼミによる最終発表会を行いました。

第1期生が取り組んだ「胎内市産さつまいものブランド化プロジェクト」に対する課題調査や「米菓・干し芋を若い人に食べてもらうためには?」、信濃川やすらぎ堤で行われている「ミズベリング×食」など、食・農・ビジネス分野の様々なテーマの内容を発表してくれました。

各ゼミは行政や小・中学校、地元スーパー、JAなど様々な方へインタビュー調査やアンケート調査を行い、中にはSNSを利用し学生へアンケートを実施するグループもありました。

 

「胎内市における地産地消」について調べたゼミは、生産者、加工の立場、販売者、消費者とフードチェーンの各立場からの声を聞き、地産地消に対する想いの違いをまとめており印象的でした。

「胎内市に自生する雑草」について調べたゼミは今回調べた内容を在学生・教職員へ知ってもらうためにポスターを作成し、後日学内に掲示するそうです。楽しみですね!

「食品ロス」をテーマに市内の小・中学校へインタビュー調査を行ったゼミはインタビュー結果をもとに、自分たちで給食の献立を考え試作を行いました。子供が好きな洋食や中華を中心に、苦手な子供が多いピーマンなどの野菜は小さく刻み食べやすい大きさにするなど工夫がみられる献立でした。

最終発表は学生・教員が各ゼミの発表に対して”課題と結果の明確性”、”資料の見やすさ”、”プレゼンの上手さ”の3項目で評価し、優秀発表のゼミを決定します。

 

見事、1位に輝いたゼミは「胎内市における伝内柿の特産化」について調べたゼミでした!

大学周辺の地域を歩いて回り、伝内柿が植えられている場所をチェックし、地元の方にインタビューを行いました。地元の方のインタビューから特産化への期待は薄いのではないかと結論付けたものの、秋に実際に食味したり、大学院生による簡易脱渋の方法について研究を進めたりすることで特産化へのきっかけが見つかるのではないかと締めくくりました。

伝内柿子というオリジナルキャラクターもデザインし親しみやすさも見られました。

地域に出て、現場を学ぶというのが本学の特徴の一つですが、アポイントメントをとったり事業者や住民から直接話を聞いたりというのはなかなか大変だったと思います。それでも、すばらしい発表ができるまでやり切った経験は、今後に活かされていくことでしょう。

学生の皆さん、大変お疲れ様でした!


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