授業紹介
【授業紹介】まちづくりプランを考えよう!「描こう!南浜船だまりの未来図-世代を超えて紡ぐ地域の宝」<地域学>
2025年度より新規開講(ビジネスコース3年生選択科目)の『地域学』では、地域の歴史的形成過程や現状について、フィールドワークを通じて多角的かつ実証的に読み解きながら、地域が直面する課題の構造的把握とその解決に向けたまちづくりプランの提案に取り組んでいます。
今年度の研究フィールドは新潟キャンパスに近接する、南浜船だまり周辺。
南浜は多様な魚介資源に恵まれ、毎月1回船だまりで朝市が開催され地元に愛される地域です。
一方で、漁業従事者の高齢化や近年深刻な気候変動の影響による漁獲量の減少など、持続的な地域発展に向けた課題も。
そこで、学生は豊かな水資源を活用しつつ、地域社会と連携したエリア活性化のためのまちづくりプランの作成に取り組みます。
5/12(月)の授業では、実際に船だまりを訪ね、漁師さんから漁業の現状や課題をうかがいました。
実際に現場でご活躍されている方だからこそのお話もあり、まちづくりプラン計画へのイメージが湧きました。




そして、6/9(月)の授業では、南浜地域の皆様をお呼びし、南浜船だまりの未来を描くワークショップを実施しました。
ワークショップでは、各班に分かれ、まずはご参加いただいた地域の方に、南浜地域でどのような活動をされているのか、インタビュー。南浜船だまり・南浜の漁業に対する関わり度合いや地域資源に対する良いところと課題をうかがいました。


続いて、南浜船だまりの活性化アイデアについて話し合いました。
「様々な世代が集まり、地域の人とのつながりを大事にすることが地域活性化につながる」と考えた班は、親子で参加できるイベントを考案。また、南浜船だまりに散歩やジョギングコースを設置し、地域の方が自然に集まる施策も考えました。
さらに「地域資源を活かして認知度向上、新たな価値を創造する」ことをテーマにした班は、特産である牡蠣を食べられる牡蠣小屋やBBQの開催などを提案。
地域住民で手を取り合いながら地域での協力体制を構築することが必要だという意見が挙がりました。
一方で南浜地域までの交通手段や資金集めや維持費などの課題も。
それぞれのアイデアを洗い出し、すぐに着手できそうな取り組み、時間をかけて行うべき取り組みに分けて発表を行いました。


今後は、班でまとまったアイデアに沿って、ビジネスプランの作成を行います。
どんなビジネスプランができるのでしょうか!?お楽しみに!
ご協力いただいた地域の皆様、ありがとうございました!
■関連リンク
・担当教員:特定非営利活動法人 みらいずworks 編集 / NPO法人まちづくり学校 事業推進部 コーディネーター 横尾 文子 先生
・新潟漁港南浜支所