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【授業紹介】まちづくりプランを発表!「描こう!南浜船だまりの未来図-世代を超えて紡ぐ地域の宝」<地域学>

2025年度より新規開講(ビジネスコース3年生選択科目)の『地域学』では、地域の成立・発展・衰退に関する理論を学び、歴史の過程においてどのように変化・変質し、それがどのような問題をもたらしているのかを把握し、今後の経済社会にとって地域はどのような役割を発揮すべきかを、フィールドワークを通して学び、地域課題を解決するまちづくりプランを提案します。

今年度の研究フィールドは新潟キャンパスに近接する、南浜船だまり周辺。
南浜は多様な魚介資源に恵まれ、毎月1回船だまりで朝市が開催され地元に愛される地域です。
一方で、漁業従事者の高齢化や近年深刻な気候変動の影響による漁獲量の減少など、持続的な地域発展に向けた課題も。
そこで、学生は豊かな水資源を活用しつつ、地域社会と連携したエリア活性化のためのまちづくりプランの作成に取り組みます。

7/14(月)の授業ではまちづくりプランを発表!







4月から南浜の成り立ちや現状を学び、漁業従事者をはじめさまざまな関係者にお話を伺ってきた学生たち。南浜地域の皆様との「地域の未来を描くワークショップ」を踏まえて、「担い手確保」や「交流促進」、「認知度向上」などの地域課題に手を打つ提案が次々に発表されました。

地域のつながりを深める「漁師が考えた朝市の朝ごはん」や、移動手段の持続的な確保を見据えた「地域主体のデマンド交通」、船溜りに留まらず、周辺のキャンプ場や、小中学校、大学といった多様な主体も巻き込みながら、押し花やハーバリウムが体験できるイベント開催など、地元の関心を高め、若者を集める工夫が見られたプランを次々に発表。
さらには、ゴール付近に地域の食材を使ったカレーを提供する「カレーマラソン」や、「南浜で獲れる魚の骨格標本シアター」を開設するというユニークなアイデアも!

自分の考えたプラン実装における懸念点や資金調達の方法など、より実現性を高めるために詳細まで考えたことが見受けられました。
発表を聞いた地域ゲストの皆様からは、「学生がここまで南浜のことを考え、プランを練ってくれて嬉しい」「朝市に来たお客さんの、交流の場は作りたいと思っていた。朝ご飯は検討したい」「私たちでは思いつかない素晴らしいプラン。食農大の学生さんにこれからも関わってほしい」などのコメントもいただきました。

何か1つでも実現できるようさらにブラッシュアップして挑戦を期待します!
ご協力いただいた地域の皆様、ありがとうございました!



■関連リンク
・担当教員:特定非営利活動法人 みらいずworks 編集 / NPO法人まちづくり学校 事業推進部 コーディネーター 横尾 文子 先生
新潟漁業協同組合南浜支所


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